授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第7回 5月31日

第7回講義では、
①企画の目的 ②開催日程、計画、広報・募集の方法
に関して話し合いを進めた。

前回までの講義で、「建築物としての博物館」に焦点を当てた企画を実施すること、
その中で特に3要素「視点の共有」「建築様式」「ツインタイムトラベル」を含めることが決定している。


企画の目的を明確にするべく、”そもそもなぜ、建築にフォーカスした企画なのか”、議論を深めた。
この企画の原点は、受講生である我々学生が、
・100年近い歴史を刻んできた建物が持つ意匠・様式
・博物館の空間が醸す空気感・雰囲気
に魅力を感じたから、という所にあることを再確認すると共に、「建築物としての博物館」という視点を添えることが、
企画参加者や来館者にとって新たな発見の助けになることを受講生それぞれが認識できたように感じる。


企画は7月13日夜および22日昼の2回開催すること、募集人数は延べ40名とし、対象は高校生以上の「おとな」とすることが決定した。
当日は参加者4名程度-学生2名から成るグループ単位で、解説ツアーやフリー・トークなどを実施する。
また、広報用チラシの制作が始まった。広報・募集に関しては今後、さらに話し合いを重ねていきたい。


回を重ねるごとに、プロジェクトの確実な前進を感じる。
本プロジェクトは(例えば博物館や建築の専門家でなく)学生が企画・実施するものである。
「学生だから気付き得た」「学生だから感じた」……そうしたところに企画のオリジナリティを見出す努力を絶えず払っていきたい。
(生命科学院生命融合科学コース修士1年 渡辺 爽)


司会の大西君が皆の意見をうまく引き出していく。


企画の目的や趣旨を明文化していく過程で、議論が進む。