授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第12回 12月21日

前回の授業において、エルムプロジェクトの岸本専務と担当業者の方に頂いたご意見を基に、授業時間以外に各企画案のデザインや内容等の調整や再検討が行われた。そのため、今回の授業は各班の進捗状況の発表と意見交換から始まった。

 

【USB班】

現段階での販売価格が2千円であることから、使用する色を減らす、デザインをよりデフォルメしたものにするなどを検討し、価格を抑える方法を模索した。それと並行し、内蔵させるデータの内容をさらに充実したものにするため、意見を出し合ったが、他の受講生の意見も聞きたいということであった。アイデアとしては、デスモスチルスの発掘時の映像や、発掘そして展示に至るまでの経緯についての資料を入れるといったものや、可愛らしいデザインを活かしてPCのデスクトップ画像や印刷して使える便箋などのデータを入れてはどうか、といったものが挙がった。

 

【トートバッグ&缶バッジ班】

缶バッジに関しては、デザイン案の検討や調整が行われ、課題となっていた動物と柄の大きさのバランスがより良くなった。トートバッグに関しては、デザインが布地の印刷範囲に収まるような検討が行われ、具体的な調整段階に入った。

 

【トランプ班】

監修をお願いする各先生方と連絡を取り、より具体的な標本の選定が始まった。また、課題であった説明文の文字サイズやフォントについて、検討を重ねている。

 

【ハンドタオル班】

実際に布地に印刷する際に線が潰れないよう、主に線の太さや余白についてのデザイン案の修正が行われた。「さかな」「むし」「はなせ」の中で、細かな線が表情の豊かさに繋がる「はかせ」での調整が関門であり、別の解決策はないか他の受講生と意見交換が行われた。

今回の授業は今年最後の授業であった。進捗が早い班では、次回の授業(1月11日)に最終デザイン案を提出する班も出てくるだろう。

(生命科学院修士1年 関口果穂)

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