授業報告 博物館コミュニケーション特論III 第1回 9月28日

9月28日、「博物館コミュニケーション特論III」がついにスタートした。さまざまな専攻の大学院生が15名集まった。本講義は、ミュージアムグッズの制作を通して、博物館におけるミュージアムショップの役割を理解することを目的としている。
第一回目の授業では、まず、総合博物館の使命やコレクション、活動内容、ミュージアムグッズの役割などについて簡単なガイダンスが行われた。その後、これまでにこの授業によって考案されてきたグッズが紹介された。デスモスチルスのペーパークラフトやオリジナルTシャツなど、どれも博物館というバックグラウンドを活かした魅力的な物である。しかし、その中には商品化に至らなかった物も含まれていた。その失敗例からグッズ制作を行う上で、考慮する点などが説明された。商品化に向けてはいくつものハードルがある。来館者に受け入れられる、大学博物館らしいオリジナルなグッズをいかに創るのか。ハードルを超えて受講生開発グッズを実現させていきたい。
その後、授業ではミュージアムショップも見学した。次回の授業では、グッズ開発の参考にするため、各自で調査してきたお気に入りのミュージアムグッズを紹介する予定である。
(総合化学院 修士1年 久保直紀)

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企画開発者の視点でミュージアムショップのグッズを点検