シラバス

授業の目標

博物館活動と映像は親和性が高く、展示や研究、教育など多くの場面で活用されている。本講義では、今後さらに需要が増すであろう映像コンテンツの制作方法を学ぶことにより、自らのイメージを文章や図表とは異なった媒体で表現する手法を学ぶ。

到達目標

博物館に関する映像を制作することにより、学生一人一人が映像制作のプロセスを学びスキルを身につける。映像を作るスキルの基礎となる企画力や取材時のマナーについても学ぶ。
授業では、お互いの映像作品を評価し合い、自らが伝えるべきメッセージを的確に伝えられる映像表現ができるようにする。最終的な成果物となる映像作品は、北海道大学総合博物館のウェブサイトで配信する。

授業計画

総合博物館をテーマに、映像制作の企画立案を行なう。映像編集は、ELMS端末にインストールされているAdobe PremiereまたはWindows Live ムービー メーカーの使用を予定している。撮影や編集のスキルは、基礎的なレベルとなっている。各自1作品を制作し、完成した映像作品をお互いに評価し合うことで、 質の高いメッセージ性のある映像作品を制作する。

1. 5月のガイダンス
5月12日(木)昼休み、13日(金)昼休み、のいずれか1回(総合博物館3階 共同研究室)
上記日程に出席できない場合には担当教員へ連絡すること

2. レポート提出
6 月3日(金)までに博物館の公式WEBサイトMuseumMediaLabで上映する1分程度の映像作品を自分なりにプランニングし、A4判1枚のレポー トとして提出する。博物館での展示や活動などをテーマとすること。昨年の作品は総合博物館のWebサイトから参照できる。「博物館コミュニケーション特論  映像」で検索。

(ア) レポートの内容
・学籍番号 名前
・制作のねらい
・タイトル(仮)・ストーリー
・必要な映像素材、撮影すべき対象

(イ) 提出先:藤田(fujita*open-ed.hokudai.ac.jp)、湯浅(m-yuasa*museum.hokudai.ac.jp)へメールで添付し送ること。
*を@へ変更してください。

2. 映像素材収集
9月7日(水)から始まる授業までに各自撮影を行ない、映像素材を集めておく。

3. 授業
9月7日(水)から9日(金)10時~16時
中央図書館2階リテラシールーム
※授業の開講期間、講義室が変更になった場合は、掲示にて知らせる。

4. 成果
完成した映像作品は、総合博物館のミュージアムメディアラボとYouTubeで公開することを予定。

 

準備学習(予習・復習)等の内容と分量

5月12、13日昼休みのガイダンス時に映像作品を制作するために必要な基本的な技法、ストーリーの組み立て方を学び、課題として集中講義に必要な映像素材 を撮影する。これらの講義や課題を受けて9月の講義に臨むため、事前準備を含む予習は欠かせない。昨年度の受講生の映像素材撮影には、おおよそ2日間程度要した。

講義の中で制作した映像作品は、学生間での相互評価も行う。