【3月9日開催】2023年度第12回土曜市民セミナー「魚に寄生して暮らす―ウオノエ科甲殻類の多様性」
土曜市民セミナー、第12回目の開催が3月9日に決定いたしました。
※参加無料・当日先着順・定員50名
第12回目は総合博物館 資料部研究員 ・北海道教育大学 川西亮太准教授が講師を努めます。
「魚に寄生して暮らす―ウオノエ科甲殻類の多様性」
ウオノエを漢字で書くと「魚之餌」です。魚の口の中からよく見つかるので、昔は魚のエサ(餌)だと思われていたのかもしれません。ところが実際はその逆で、食べられているのは魚のほう。ウオノエ類は魚に寄生して暮らす甲殻類で、深海ブームで有名になったダイオウグソクムシやオオグソクムシが比較的近い仲間です。世界から360種以上が知られていますが、宿主となる魚の種類や魚のどこに寄生するかがそれぞれ決まっていて、形や色も多様です。今回は、そんな「かっこよくて愛くるしい寄生生物」ウオノエについて、最新の研究成果も交えながらご紹介します。
※感染症対策のため、会場の換気と消毒についてご理解賜りますようお願いいたします。