【3月2日開催】 北海道大学総合博物館バイオミメティクス市民セミナー・ 公立千歳科学技術大学オープンサイエンスパーク千歳 共同開催特別シリーズ 第二弾


イベント詳細

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第3回

『地域学:歴史に学び風土が拓く、持続可能な未来』~古代史から学ぶ持続可能な地域の未来~

今、アフターコロナ・ウィズコロナ時代の自然共生と持続可能な社会のありかたが問われています。本特別シリーズ第二弾では、『地域学:歴史に学び風土が拓く、持続可能な未来』を主題として、持続可能な地域の実現に向けた現状と課題について考えてみます。
自然の豊かな恵と厳しさのなかで人々の営みが培った風土は、その地域に特徴的な社会を形成し産業を生み出し、地域の歴史として紡がれてきました。生態系と人の営みが織りなす風土とその歴史を知ることは地域学の根幹です。産業史や文化史、自然史や地質史など、様々な視点から地域の歴史を紐解き、改めて生態系と人の営みが形作ってきた地域の風土を理解することで、自然の仕組みを学び、自然とともに生きてきた先人の知恵を学び、持続可能な未来への“温故知新”を図ってみませんか。
さらに、人新世とも称され、温暖化に象徴される気候変動、エネルギー・資源の枯渇、生物多様性や自然環境の劣化、が喫緊の課題として問われる現代社会において、地域学によって持続可能な地域の未来へのアプローチを図るためには、持続可能性に向けた3つの視点、「カーボンニュートラル(炭素中立)」、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」、「ネイチャーポジティブ(自然回復)」が不可欠です。持続可能な地域の設計図を様々なステークホルダーとともに考える対話(トランスサイエンス)の場を設けることにしました。
特別シリーズ第二弾の三回目では、縄文時代の遺跡であるキウス周提墓群に注目し、北海道の気候・生態系のなかで自然との共生を可能とした縄文人の営みを垣間見ることで、今、私たちが問われている循環型経済への取り組みや、寒冷地における危機管理への取り組みに対して、どのような示唆があるのか、そして持続可能な北海道の未来について考えてみます。

本セミナーは、現地開催(先着45名)とウェブ同時配信併用のハイブリッド方式での開催となります。
https://youtube.com/live/z20mrjRWP58?feature=share

 

・開催日

2024年3月2日(土) 13:30〜15:30

*スケジュール*

13:30~14:00
「キウス周堤墓群とその縄文社会」
千歳市埋蔵文化財センター 直江康雄氏

14:00~14:30
「キウスと循環社会」
リサイクルファクトリー株式会社・キウス周提墓群を守り活かす会 副会長 本村信人氏

14:30~15:00
「キウスと寒冷地の危機管理 ~日本一低い分水嶺を探しながら~」
公立千歳科学技術大学 曽我聡起氏

15:00~15:30
会場との対話

 

・会場
北海道大学総合博物館 3F 北講義室(N308)

(ポスター画像をクリックするとpdfファイルが開きます)