【7月18日開催】 バイオミメティクス市民セミナー ・対話篇


イベント詳細

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第101回 エコミメティクス宣言  その1 “農業の今とバイオミメティクス”

 

『昆虫の生き方を決める腸内微生物』

菊池 義智先生
(産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門環境生物機能開発研究グループ グループ長 / 北海道大学大学院農学院 客員准教授)

近年ヒトの腸内マイクロバイオ―タ(微生物群集)が注目を浴びている。最近の研究では、我々ヒトの健康と寿命は腸内に棲む微生物に大きく依存していることが明らかとなりつつある。昆虫はどうだろうか?実は、昆虫の中には食物の消化を腸内微生物に完全に頼っていて、腸内微生物なしでは生きてはいけないものがいくつも知られている。健康や寿命に影響するどころの話ではない。さらに最新の研究では、害虫の農薬抵抗性も腸内微生物によって決まることが明らかとなってきた。今回の講演では、そんな多様で摩訶不思議な昆虫のおなか事情をご紹介したい。

 

『持続可能な食料生産のために ~北大ロバスト拠点の活動と最新の研究成果~』

畠 隆 先生
(北海道大学ロバスト農林⽔産⼯学国際連携研究教育拠点 コーディネーター 特任准教授)

一次産業の現場では、大規模な自然災害の発生や地球温暖化の進行に加え、従事者の減少などによる生産現場の弱体化や地域コミュニティの衰退といった課題に直面しています。このような環境下で、北海道大学では、「ロバスト農林水産工学国際連携研究教育拠点(通称:北大ロバスト拠点)」を設置し、持続可能な一次産業と生産性向上を目指した研究開発と研究成果の社会実装に努めています。本セミナーでは、北大ロバスト拠点の概要や活動に加え、最新の研究成果の一端をお話しします。

 

本セミナーは、現地開催(先着45名)とウェブ同時配信併用のハイブリッド方式での開催となります。
※先着入場となります。定員に達した場合は入場をお断りする場合がございますのでご了承ください。
また、新型コロナの感染者数次第ではオンライン開催のみに変更する場合がございます。
https://youtu.be/4QnVtUmmbzs

 

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