夏季企画展示「K39:考古学からみた北大キャンパスの5,000年」


イベント詳細

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北大札幌キャンパスは、そのすべてが埋蔵文化財包蔵地、つまり遺跡に登録されています。そのため、新たに建物や道路を建築・敷設する際には、事前に埋蔵文化財に関する検討・調査が求められます。これまでの発掘調査で、北大札幌キャンパスの足元には、縄文時代中期(約5,000年前)以降の遺跡が眠っており、人々に利用されてきたことが明らかになってきました。1906年に札幌農学校が当地に移転して以来、キャンパスは教育研究の場となっています。しかし、かつては漁労の場やキャンプサイト、集落、そして墓地でもあったことが分かってきています。本企画展では、北大キャンパスの遺跡から出土した土器や石器などの遺物、そして発掘調査時に確認された地層の剥ぎ取りや、炉や住居の煙道の復元モデルを展示して、私たちの足元の世界で営まれた人々の生活の歴史について紹介します。

 

会 期:2019年7月19日(金)~9月29日(日)
会 場:北海道大学総合博物館 1階 企画展示室(入場無料)
時 間:10:00~17:00(会期中の金曜日は21:00)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)、8月5日(月)は特別開館9月1日(日)は臨時休館

共 催:北海道大学埋蔵文化財調査センター

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<オープニングセレモニー>

7月19日(金)10:00~ 総合博物館「知の交流」ホール

 

<関連イベント>

○市民セミナー

「考古学からみた北大キャンパス遺跡群における水圏利用」
日  時:8月10日(土)13:30~15:00
講  師:江田 真毅(北海道大学総合博物館)

会場:北大総合博物館「知の交流」ホール
備考:申込不要・入場無料

 

○シンポジウム

「シンポジウム・北大札幌キャンパス遺跡群を探る」

日時:9月28日(土)13:00~16:50

「北大札幌キャンパス遺跡群 その分布と動態」小杉 康(北海道大学文学研究院)

「黒曜石利用の変化」高倉 純(北海道大学埋蔵文化財調査センター)

「植物利用の変化」高瀬 克範(北海道大学文学研究院)

「動物利用の変化」江田 真毅(北海道大学総合博物館)

「K39遺跡総合研究棟(機械工学系)地点の調査」守屋 豊人(北海道大学埋蔵文化財調査センター)

「黒色炭素からみた火の利用」山本 正伸(北海道大学地球環境科学院)

会場:北大総合博物館「知の交流」ホール
備考:申込不要・入場無料