【1月6日開催】 バイオミメティクス市民セミナー (第73回) – 『形は機能? 植物プランクトンと無生物の形』


イベント詳細

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植物プランクトンの多様な形態

植物プランクトンは海や池に生息する微細な「植物」で、その大部分が単細胞生物です。しかしながら必ずしも、単細胞=単純、という訳ではありません。珪藻類、渦鞭毛藻類、円石藻類などのグループは単細胞性でありながら、驚くべき多様な形態を進化させてきました。中には、「レンズ式の眼」や他のプランクトンを捕獲するための「飛び道具」を進化させたプランクトンまで存在します。植物プランクトン達が「単細胞という制約」の下でいかに複雑な形態を進化させてきたのか、について紹介します。

堀口健雄(ほりぐちたけお) 北海道大学大学院理学研究院 教授

略歴
1984年 筑波大学博士課程生物科学研究科 修了
1984年 日本学術振興会奨励研究員
1985年 ナタール大学博士研究員(南アフリカ)
1987年 ヴィットバータースランド大学博士研究員(南アフリカ)
1988年 信州大学教育学部 助手(のちに助教授)
1993年 北海道大学大学院理学研究科 助教授
2007年 北海道大学大学院理学研究院 教授(現職)

金属ナノ粒子がつくる多様な形

金属の真の魅力をご存じでしょうか?近年のナノテクノロジーの発展によってさまざまな微小な金属構造体を作製できるようになり、金属の新たな機能(魅力)が明らかになってきました。例えば、金は一般的に金色ですが、数十ナノメートルという大きさの極小の粒子になると赤く見えるようなります。さらに形が変わると青くもなります。色は金色のほうが魅力的かもしれませんが、赤色や青色の金粒子は光を集めるアンテナやバイオセンサーへと応用される高い機能性を有しています。本講演では、このような金ナノ粒子の光機能と形の影響を中心に、金属の「芯の魅力」について紹介します。

三友秀之(みともひでゆき) 北海道大学電子科学研究所 准教授

略歴

2007年に東京工業大学大学院生命理工学研究科 博士課程を修了。博士(工学)。その後、2009年まで Lehigh大学(米国)で博士研究員、2011年まで 北海道大学電子科学研究所で博士研究員、2011年より同所属の助教を経て、2017年から現職。