【12月2日開催】 バイオミメティクス市民セミナー (第72回) – 『黒が大事! イカスミと鳥の構造色』


イベント詳細

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イカ墨を使った太陽電池?!

イカは食卓に欠かせない食材ですが、墨の多くは廃棄物として処理されています。廃棄物イカ墨を有効資源に転換させようと研究しているうちに、イカ墨は粒子径が揃っていて、熱に強く、光を幅広く吸収できる優れた天然色素であることが明らかになりました。本講演では、イカ墨を使った食べられるプリンター黒色インク、ヘアカラーリング剤、そして次世代太陽電池にする最新の環境技術について紹介します。

講師紹介

松浦 俊彦 北海道教育大学函館校 教授

札幌市生まれ。1998年に北海道教育大学函館校を卒業、2000年に同大大学院教育学研究科修士課程を修了、2003年に北海道大学大学院工学研究科博士後期課程を修了。博士(工学)。大阪大学産業科学研究所、(株)島津製作所を経て、2006年に北海道教育大学函館校講師。イカ墨の研究をはじめる。2016年から現職。専門は生物工学、表面科学。趣味はバドミントン、家庭菜園、函館大門地区でのハシゴの旅。

孔雀の羽は、黒が命

孔雀の美しい羽の発色の仕組みは??最近の研究により、色の正体は羽内部に形成されている、黒色のメラニンからなる微細構造由来の構造色であることがわかってきました。これら自然界の発色を理解し、人工的に再現することが出来れば、新しい発色の色材としての利用が期待されます。本講演では、構造発色における黒色のメラニンの重要性を解説するとともに、人工メラニンによる構造発色材料の開発について紹介します。

講師紹介・略歴

桑折 道済 千葉大学工学研究院 准教授

2007年 東北大学大学院工学研究科 博士課程修了
2007年 東北大学多元物質科学研究所 博士研究員
2008年 千葉大学大学院工学研究科 助教
2012年 リヨン第1大学(仏) 訪問研究員
2015年 千葉大学大学院工学研究院 准教授(現職)