【11月05日開催】 「バイオミメティクス市民セミナー (第59回) −『糸の匠、すごもりはだに』


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ハダニは植物の葉に寄生する微小な(0.5mm以下)節足動物です。しばしば、作物や樹木に大発生して、甚大な被害をもたらすので、農林業の大害虫として嫌われものです。ただし、ハダニ類は大きな動物群で、世界で約1200種が知られています。その中には、害虫になる種以外に様々な種が、独特の生活様式をもって多様な植物に生息しています。
このハダニ類の中に、ササ・タケに寄生するスゴモリハダニ属というグループがあります。絹糸で密な巣網をつくり、その中で社会生活を営むので、この名前がつきました。いわゆる「引きこもり」のハダニです。そのような生活が、なぜこのグループに進化したのでしょうか。糸が、巣材以外にも様々な機能を持っていることが明らかになってきました。今回は、糸を操るクモに匹敵するような巧みな糸の利用方について紹介し、本グループの進化にせまってみたいと思います。