北大総合博物館 開館15周年、100万人達成記念セレモニー

平成26年7月25日(金)、開館15周年にして累計来館者数が100万人に達しました。

100万人目は、福岡からお越しの青柳元子さんと久信くん(小学4年生)親子です。
久信くんは初めての北海道で、ガイドブックで当館を知り、午後の飛行機で帰る前に立寄ったそうです。100万人目に選ばれ、「とてもうれしいです」と喜んで下さいました。

セレモニーには山口総長も出席し、最初の挨拶と花束を、津曲館長からは大学院生が開発したミュージアムグッズが記念品として贈呈されました。司会はミュージアムマイスターの木野さんが務めました。

博物館の印象・興味を引いた所を聞くと、久信くんは「恐竜にいろんな形があって面白かった」、お母さんの元子さんは「建物にすごく歴史を感じるので、是非このままの姿を残して欲しい」と語って下さいました。

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開館15周年、100万人達成記念セレモニー
2014年 7月25日 11:30から
総合博物館1階 知の交流
司会進行 木野瑞萌(ミュージアムマイスター/理学院自然史科学専攻1年)
1,    山口総長挨拶
2,    くす玉
3,    花束贈呈 山口総長
4,    証明書、プレゼント贈呈 津曲館長
5,    記念写真
6,    100万人目の方からコメント
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山口佳三総長 挨拶
本日は、北海道大学総合博物館15周年、100万人達成セレモニーにご参列いただきありがとうございます。

先ほど、100万人目に来館された、青柳久信さん、おめでとうございます。
北海道大学総合博物館は平成11年4月に開館し、北大開学以来の貴重な標本・資料等を保存すると共に学内外の皆さまに広く公開しています。展示室では、北海道大学の歴史や研究の成果等をご覧いただいております。

開館10年目の平成21年10月には50万人でしたが、平成23年には70万人の来館者を迎え、年々増加傾向にあり、昨年度は1年間に12万人以上の来館者をお迎えしました。

現在、開催されている企画展示「学船 洋上のキャンパスおしょろ丸」では、北海道大学水産学部が所有する練習船をテーマに、北海道大学の海洋教育、研究を紹介しています。3月14日には、私も岡山県玉野市にある三井造船玉野事業所で命名式、進水式に参加し新しい船の門出を祝ってきました。来週7月28日には、おしょろ丸?世が北海道大学へ引き渡される予定となっています。この展示では、博物館映像学の研究者が昨年度、一昨年度と60日航海に乗船し、研究者や学生に同行取材して、映像や写真でおしょろ丸の様子を紹介しています。

総合博物館は、学術標本の保存はもちろん、これら標本を研究や教育に活用し、広く公開する役割を持っています。近年では、博物館教育にも力を入れており、総合博物館独自の教育プログラムでミュージアムマイスターが誕生しています。本日司会進行を行なっている木野さんも、ミュージアムマイスターの一人です。

総合博物館は、耐震改修のため来年度1年間閉館する予定ですが、北大の創基140年にあたる平成28年度に、大きくリニューアルして多くの来館者が訪れる博物館として生まれ変わります。さらに北海道大学は、2026年の創基150年を見据えて大胆かつ着実な改革を目指していきます。大学博物館にも一層の役割を期待しているところです。

本日の100万人達成に心から祝意を表し、ご挨拶とさせていただきます。

2014.07.29

タイトル 北大総合博物館 開館15周年、100万人達成記念セレモニー
制作者 藤田良治
カテゴリ北大総合博物館PR
制作年度2014年度