授業報告 北大総合博物館で学ぼう 第14回 1月10日

第14回

担当:山本順司(地球科学)


今回は引き続き鉱物の種類やその特定方法についてたくさん紹介していただいた。水晶玉とガラス玉を見分ける方法として、屈折率の違いを利用したり、偏光板を使うことで水晶玉とガラス玉には○と×の模様が現れるとわかって感動した。他にも金の純度を調べる方法に試金石の条痕を利用することやガラスは油と屈折率が同じになることがわかって面白かった。その後、岩石についての種類や同定法を教えていただいた。岩石の作られ方の違いや火山噴火の原理から岩石ができる仕組みを理解することができた。中でもかんらん岩はとてもきれいな緑色をした岩石で、地中深くでできたのがマグマによって押し上げられて見つかる仕組みはなかなか興味深い。先生が岩石を見ただけでどのような鉱物が混ざっているか簡単に言い当てていらしたのはかっこよかった。実際にある岩石を同定してみたが、色や形の微妙な違いを見つけるのは大変だった。(総合理系1年 細川真明)