【報告:博物館土曜市民セミナー】 2014年 2月 8日 「有珠火山の植生と土壌の回復」 開催

タイトル:

 「有珠火山の植生と土壌の回復」
講演者:

 春木 雅寛

  (北海道大学 総合博物館 資料部研究員)
日時:

 2014年 2月 8日()13:30-15:00
場所:

 北大総合博物館「知の交流」コーナー
概要:

 自然界では生物と土壌の関わりについて、生物が土壌を豊かにし、土壌は生物の生息環境として相互に作用するといわれる。それをより実感できるのは火山の噴火跡地であろう。有珠山は近年1977−78年と2000年に大きな噴火があった。前者では、火口原を囲む外輪山内壁はかつて樹高30mに達する森林であったが、噴火で壊滅した後、現在樹高25mに達するドロノキからなる森林が見られるほどになった。土壌の生成は、地質学者でもあったC.ダーウインが研究したようにミミズの活動があったことによる。植生と土壌の生成発達は同時に進行しているといえる。1977−78年噴火後のその様子について紹介する。

 


 

 今冬一番とも言える寒さの中、会場内は立ち見が出る程の賑わいでした。 受講者の皆さん、熱心に春木先生の講演に耳を傾けておりました。 受講者からの質問も いつも以上に寄せられました。

 

 

【↑土曜市民セミナーにて講演する 春木 先生】