2018学生企画ミュージアムグッズの展開

総合博物館オリジナルのミュージアムグッズを企画開発する授業「博物館コミュニケーション特論 III」(理学院専門科目・大学院共通科目)。2018年度のこの授業では、3つのグループがそれぞれ新しいグッズを開発しました。

◆1つ目は、ショッパー(通常版とギフト用(有料))です。
グッズと同様、ショッパーはショップ展開の大事な要素です。総合博物館らしいショッパーを実現しようと、5名の大学院生が、博物館のイメージ調査をもとにデザインしました。シンプルながら一目で総合博物館と分かり、大事にとっておきたくなる、そしてプレゼント用にラッピングしたくなる仕上がりです。
この5名はまた、学生企画グッズのロゴもデザインしました。「鉱物蝋燭」をはじめ、この春以降に販売開始した学生企画グッズには、このロゴが配されています。ショップに並ぶ魅力ある多数のグッズのなか、ぜひこのロゴのついたグッズにも注目していただきたいと思います。

 

◆2つ目のグッズは、「総合博物館タンブラー」です。
2名の大学院生と1名の学部生が企画開発しました。デザインは「標本ラベル」と「研究者のトランク」の2種類。両面に印刷されていますので、気分によって差し替えられます。総合博物館らしいシックなデザイン。モチーフの解説も付いています。
学生達のアイディアはカフェとの連携企画に発展しました。タンブラーにはミュージアムカフェぽらすでご利用いただける無料の1ドリンク券(コーヒーまたはカフェラテ)がついている他、カフェぽらすでこのタンブラーご利用されると、毎回、コーヒーまたはアイスコーヒーの増量サービスが受けられます。価格は1,000円+税。ミュージアムショップぽとろで販売中です。タンブラーの開け方・飲み口については注意事項をお読み下さい。

 

 

◆3つ目は、巾着「まなびのむすび」です。
5名の大学院生が企画開発しました。「まなびのむすび」という名称には、学びの場として総合博物館を見学していただいた終わり(まなびのむすび)にショップで巾着を選んで持ち帰っていただき、巾着を使用することで、来館者と制作した学生、来館者と総合博物館を結びたいという思いが込められています。
デザインは次の3種類です。海藻分類学の拠点である総合博物館の貴重なコレクションとその歴史ある研究の一端をご紹介したいと海藻標本をモチーフにその色も意識したデザイン。研究の成果だけでなく、その営みに思いを馳せていただきたいと、古生物学を例にして研究の始まりを道具で表現したデザイン。そして、1909年に建造された歴史ある博物館の建物のなかでも印象深いアインシュタインドームの4点のレリーフをモチーフにしたデザインです。それぞれに解説シートが添えられています。
博物館での時間を思い出していただきながら、皆様それぞれの「まなびのむすび」の使い方を見つけていただければ幸いです。価格は各450円+税。ミュージアムショップぽとろで販売中です。

 

 

 

2018年度理学院専門科目・大学院共通科目「博物館コミュニケーション特論 III」
■ショッパーおよび学生企画グッズロゴ
担当学生:野瀬紹未・近藤喜十郎(文学研究科)、安藤瑞帆・細谷祥央・濱崎瑠菜(理学院)
指導教員:湯浅万紀子(総合博物館)

■総合博物館タンブラー
担当学生:清水美帆(工学院)、遠藤優(理学部)、楊朝暉(文学研究科)
監修者・協力者:江田真毅・大原昌宏・山本順司(総合博物館)
指導教員:湯浅万紀子(総合博物館)

■巾着「まなびのむすび」海藻・研究道具・建物
担当学生: 相澤明香里(環境科学院)、神田いずみ(文学研究科)、雲中慧・鈴木花・山本茉奈(理学院)
監修者:阿部剛史・小林快次(総合博物館)、池上重康(工学研究院)
指導教員:湯浅万紀子(総合博物館)