【受賞】高橋英樹教授が日本花粉学会学術賞を受賞

2016年10月1日に茨城県日立市で開催されました日本花粉学会第57回大会において、「花粉の微細形態・形成過程の解明による植物形態学・系統分類学への貢献」により、総合博物館の高橋英樹教授が日本花粉学会学術賞を受賞されました。
日本花粉学会 Palynological Society of Japanとは花粉学の研究およびこれに関連する科学の進歩および普及をはかることを目的として1965年に設立された学会です。花粉症・空中花粉などを対象とする医学系研究者、花粉分析による古植生の復元を専門とする古生態研究者などを中心に、植物花粉の生理学・形態学・遺伝学などを専門とする研究者が加わった分野横断型の学会です。高橋教授のツツジ科イチヤクソウ亜科・シャクジョウソウ亜科、モウセンゴケ科などの花粉の微細形態・形成過程研究が評価され、今回の受賞につながりました。さまざまな植物群における花粉の形態・機能研究の、さらなる進展を期待したいと思います。