【受賞】小林快次准教授が日本古生物学会学術賞を受賞

総合博物館の小林快次准教授が、平成28年6月24日、「恐竜類の古生物学的研究」というタイトルで日本古生物学会から学術賞を受賞しました。これまで恐竜研究でこの賞を授与された人はいなかったため、恐竜というテーマでは初の受賞者となります。また、北大在職者としては、昭和44年の加藤誠教授(古生代サンゴ)、昭和53年に棚井敏雅教授(古植物)以来の受賞で、38年ぶり3人目の受賞となりました。受賞後に北大に在籍した先生では、昭和55年の初代総合博物館館長の小泉格教授(当時大阪大学:珪藻)や昭和62年の元副学長の岡田尚武教授(当時山形大学:石灰質ナノプランクトン)らがいらっしゃいます。
あまり知られていませんが、北海道大学から本邦の恐竜研究がスタートしました。長尾巧教授が昭和9年にニッポノサウルスを発掘し、これが日本の恐竜研究の先駆けとなったのです。小林准教授は、「この北大の伝統を受け継ぐべく、恐竜研究に励んでいきたい」と述べています。