ボランティア活動内容2010
ボランティア活動内容2010
【現在の登録者数】:23名
【活動日・活動時間】:毎週月曜〜木曜日 10時〜16時
【活動内容】
1)新規加入標本の台紙貼付作業
2)未整理標本のラベル作成、台紙貼付作業
3)複数標本が貼付されている台紙の切り離し
4)配架作業
大体年に2000枚くらいずつ整理標本が増加しています。
2010年度の作業内容については、5月に「植物ボラ講習会」を行いご相談しました。
菌類の整理についても、資料部研究員の小林さんを中心に整理を進めています。こちらのDB化についても検討しています。
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 植物ボランティアは、夏は調査に出て行く人も多いので、冬場の方が中で作業している人数が多いです。マウンティング(標本を貼る仕事)は 初心者の方にもできますし、お話ししながらいろいろな標本を貼っていくのは楽しいです。だんだん何科の植物かという事が判るようになります。ソーティング (配架の仕事)は分類して標本庫に入れなければならないので、慣れてくるとできるようになると思います。植物図鑑もそろっていますし、夏場はクーラーが効 いていて快適に作業できます。
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- 菌類グループは古い標本ラベルを新しく書き直す作業をしています。その都度分類して収納もします。農学部のたくさんの古い標本をみていると、農作物が被害を受けないように研究していたんだなと感心させられます。季節によっては野外観察も予定しております。
【現在の登録者数】:20名
活動内容は、昆虫標本作りとソーティングです。
やさしいラベル付けから、むつかしい微小昆虫標本作製まで、レベルに応じていろいろです。
膨大な昆虫資料を、研究がすぐにできるレベルの標本に作成、グループ分けすることをお願いしています。
現在は、次の作業が進んでいます。
1)諏訪正明先生採集、ハエ目コレクションの標本作製
(約8000個体が作製され、全部が終わるまでは、あと5年くらいかかりそうです。)
2)甲虫類の科レベル以下のソーティング:コガネムシ科、カミキリムシ科など
3)(旧)帯広畜産大学収蔵蛾類標本のコレクションラベル付け
4)土壌動物のソーティング
細かい作業や、専門知識が必要な場合が多々ありますので、初心者の方は必ず、教員か、先輩の指導、あるいはパラタクソノミスト養成講座を受けてもらいます。虫好きの方、興味のある方、お待ちしております。
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 1週間に1回か2回、皆楽しんで作業をしています。初心者の方は標本作りが中心です。細かい標本を針にさす仕事、ラベル付け等の仕事が沢山あります。(標本箱が足りなくて困っています。)
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- チョウチョの標本整理はほとんど終わり、ガ類の整理が始まりました。ハエの標本にも取り組んでいます。(標本箱が欲しい!)
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- 標本をグループ分けするのには専門的な知識が必要ですが、パラタクソノミスト講座を受講して少しずつ専門知識を身につけていけば可能になると思います。
考古学資料の整理・記録・データ化・報告書作成
担当教員:天野哲也
【現在の登録者数】:4名
【活動日・活動時間】:月曜日は10時30分〜12時、水曜日は18時15分〜19時30分
【活動内容】
これまでの活動の成果は次の通りです。
1)北海道大学中央図書館玄関ホールでのサテライト展示「オホーツク人はクジラを獲ったか?」の制作
(展示自体は、図書館側の改修などの事情によって待機中)
2)『北大エコキャンパス読本―考古学編―2009』(遺跡群から見た北大キャンパスと周辺域の歴史)の改訂作業
(とくに遺跡分布地図の改訂とモデルコース作成)
【ボランティアの方からメッセージ】
地学標本(岩石/鉱物/鉱石)の分類整理とデータベース作成
担当教員:松枝大治
【現在の登録者数】:23名
【活動内容】
2009年度の大きな成果の一つとして、理学部から廃棄指示のあったプレハブ内の地学標本に関して、博物館での整理収蔵作業中に大変大きな発見がありました。
ボランティアの方々を中心に進めて頂いた整理作業中に、旧地質学鉱物学教室時代の数多くのタイプ標本が発見されたばかりでなく、農学校卒業生を中心とした 旧北海道調査グループによる貴重な岩石・鉱物・化石標本群が大量(トータルで約2000点余りにのぼる)に発見されたことです。 これらは、ライマンコレクションに次ぐ北海道では二番目に古いコレクションです。
2010年度の活動計画
1)鉱石及び岩石標本整理とデータベース化(継続):渡邊武男標本、由井俊三標本、渡辺順標本ほか
2)豊羽鉱山産鉱石標本の整理と一部展示化に向けた作業
3)整理済み、或いは整理途中標本の処理(顕微鏡用薄片・研磨片作製・X線回折用粉末試料の作成、大型標本研磨ほか)(継続・新規)
4)標本収蔵室・処理室関連の整備作業等(継続)
5)地質標本(岩石・鉱物・鉱石) 標本展示(アイランド・アーク及び廊下部分)の改修 (継続)
6)中谷宇吉郎関連書類の整理・データベース化(継続)
7)その他
・前述のプレハブから発見された貴重な標本群の整理・収蔵作業及びデータベース化作業(新規)
・手稲鉱山産試料の各種処理(顕微鏡資料作成、X線分析実験等を実施する予定。) 5月の連休などを利用してその産状観察のための現地見学及び標本採集を行いました。
*2010年度の重要な作業内容として3)や7)の内容がありますが、特に3)については事前の講習が必要になりますので、機会を見て講習会を開く予定です。関心がお有りの方々はご参加下さい。
6月中旬以降になって、改めて作業説明や講習会を開く予定です。
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 汚れてもいい服装で参加して下さい。重たい鉱物を運んだり(注:女性には重たいものは持たせませんよ。)ほこりが立ったりと大変なこともありますが、珍しい鉱物が出てきたときは楽しいです。初心者でも大丈夫です。段々眼がこえてきます。
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- 古いラベルの産地名を解読するのが大変です。(ローマ字や英語)
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- 専門知識がある人がアドバイスをしてくれる機会があれば、知的好奇心も満たされてより良い活動ができると思います。
【現在の登録者数】:6名
【活動日・活動時間】: 不定期
【活動内容】
2009年度までは、新しい機能を持ったサーバ構築やホームページデザイン、またユーザのアクセシビリティを高めるプログラミング、スクリプト作成などのお手伝いをいただきました。
紙媒体におけるデザインやチェンバロコンサートなどのポスター作成、サーバ用PCの整理などでもご活躍いただきました。
2010年度の予定
1)ukiwikiやhtmlによるホームページ制作とデータ入力
2)博物館で行われる各種イベントのポスター制作、デザインなど
ITグループメンバー募集
【ボランティアの方からメッセージ】
化石標本の整理・クリーニング作業、レプリカ作り
担当教員:小林快次
【現在の登録者数】:25名
【活動日・活動時間】: 毎週火曜日・金曜日
(他に希望日がある場合はご連絡下さい。)
【活動内容】
皆様のお陰で当館に収蔵されている化石の整理が信じられないほどのスピードで進んでおります。(去年の暮れに理学部から大量に受け入れた標本の整理まで終わりました。)
クリーニング作業によって研究ができるようになり、論文も出来上がってきております。
レプリカ作成は、皆さんの技術が向上し、今では本物と見分けがつかないほど、精巧なレプリカが作成されています。これらは、教材として使われています。
1)化石標本整理と登録
2)化石クリーニング作業
3)レプリカ製作
【ボランティアの方からメッセージ】
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- プレパレーションという作業をして古い時代の生物が出てくると、なぜこの生物はいなくなってしまったのかを考えます。思いがけないものが出てくる楽しさもあります。初心者の方も歓迎いたします。
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- レプリカ作りは型を取ったものに、混ぜ合わせた色を塗っていってだんだん本物に似てくるようになるのが嬉しいです。そっくりになった時は、してやったりという気分です。
【現在の登録者数】:4名
【活動日・活動時間】: 随時
【活動内容】
2009年度は独自に展示解説の内容を考えたり、展示の文言の誤りや、不統一を是正して下さいました。
1)北大の歴史についての学習
2)展示の改善
3)展示の説明
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 昨年から2名増えて、現在4名で活動しています。資料作りがメインなので集まって作業する日が決まっている訳ではありません。私の場合は 他のボランティアと掛け持ちで活動しているので、時間が空いたときに資料を作っています。北大の歴史に関心があり、6〜7年前から始めていますので、様々 な資料が集まりました。古い文献を現代文に直して読みやすくしたり、集まった資料をもとに「北大の歴史」の展示解説をすることもあります。地道な仕事なの で根気が必要ですが、自分流の資料を作ってみませんか。
【現在の登録者数】:22名
【活動日・活動時間】:時間の定まった見学以外は、それぞれの関心・ご都合に合わせて活動を組みます。
【活動内容】
展示解説グループはそれぞれの関心に沿った活動をしていただいております。
展示室やテーマを定めて、解説の準備を始めた方々もいらっしゃいます。
2009年度は、館内の案内、展示解説準備、解説リハーサルへの助言、20件以上の見学者への解説・案内、企画展の受付・案内の他、カルチャーナイトや道新ぶんぶんクラブとの共催講座、博物館まつり!にご対応いただきました。
2010年度も引き続き、次の活動をしてまいります。
1)博物館の案内
2)展示見学対応(案内・解説)
3)企画展対応(案内・解説)
4)解説準備・資料づくり
5)道新ぶんぶんクラブ共催講座「エルムの杜の宝もの」6〜10月、2月第一土曜日午後 案内
6)ワークショップやイベント協力
7)その他、メンバーの方々からの提案事項
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 学生や市民のボランティアが専門分野や自分で学んだ事を元に、来館者の方々に展示解説をさせて頂いています。博物館の展示内容をより深く知って頂くためには工夫も必要ですが、非常にやりがいのある活動だと思います。
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- たくさんの標本や資料の展示が、学習のきっかけをつくる展示になるように、疑問を持たせる解説を心がけています。3Fの展示室では『生命がどこから来たか?』など、何回も来てもらえる解説をしようと思っています。
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- 新しい展示物には一通り目を通して、ご案内に役立てるようにしています。館内を回りながら気づいたことをお知らせしたり、博物館と来館者の方の架け橋に慣れたらいいなと思っています。3年目に入りましたが『初心忘れるべからず』です。
担当教員:天野哲也
【現在の登録者数】:11名
【活動日・活動時間】: 不定期
【活動内容】
これまでの活動の成果は次の通りです。
1)総合博物館玄関ガラス壁の案内表記の改訂
2)英語版アンケート用紙(常設展示用、企画展示用)の作成
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 自分の能力を活かしたいと思って翻訳ボランティアに参加しています。不定期の活動ですが、博物館アンケートの英訳をしたり、玄関に韓国語と中国語の案内を出したりという活動をしています。
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- 翻訳ボランティアには様々な国の人がいます。博物館には色々な国から来館者があるのでそれに対応する必要があり、掲示・表示などの文章を翻訳する活動をおこなっています。
【現在の登録者数】:15名
【活動日・活動時間】:毎週火曜日 18時30分〜21時
【活動内容】
遠友夜学校のボランティアの皆様は、毎週火曜日の夜学校の準備のために1時間以上も前から会場に来られていすを並べたり、お茶の準備をしたり、縁の下の力持ちの仕事にずっと継続して取り組んで下さいました。
遠友夜学舎での一般市民向け無料講座の運営
1) 講師の依頼・講義の準備・司会
2) お茶の時間の準備・片付け
3) 講義(学生)
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 様々な分野で活躍されている教員や学生を講師として迎えるので、毎週良い勉強をさせてもらっていますし、とても面白いです。講演後の茶話会では講師とより深い話ができたり、老若男女、いろんな参加者(生徒)さんと交流できるのでまた違った楽しみがあります。
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- 学生スタッフ(教頭)の主な仕事は、毎週の講師を探して講演依頼をすることと、当日の司会進行です。ボランティアの方々は椅子並べ・マイクの準備などの会場設営や受付、茶話会の準備を積極的に手伝ってくださいます。
【現在の登録者数】:10名
【活動日・活動時間】:毎週木曜日 16時30分〜 2階4Dシアタールームでミーティング
【活動内容】
1) 週に一度のミーティング
2) 当館2階の4Dシアターを用いたプラネタリウム様番組の制作
3)月に一度の一般公開
2009年度は「世界天文年」でしたが、そのような天文のイベントとリンクした番組、あるいはボランティアメンバーの得意分野を活かした番組を制作・公開しています。これまで12本の番組が公開されており、来館者に好評を博しています。番組の詳細は以下をご覧ください。
http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/activity/4dtheater/index.php?%A5%D7%A5%ED%A5%B0%A5%E9%A5%E0%A4%CE%BE%D2%B2%F0
宇宙を立体で体験しながら勉強できる「HoUM宇宙の4Dシアター」。
2009年度からは月に一度の来館者向けプラネタリウムの様な番組の公開を行っています。
オリジナル番組数は10本を超え、週に一度のミーティングではメンバーの個性を生かした番組製作を積極的に行っています。
国立天文台による無料の宇宙旅行体験ソフトウェア「Mitaka」を使った大迫力のシアター。 ご興味ある方はぜひ一度ミーティングにご参加ください。
余市の宇宙記念館では、当館4Dシアターを視察後メンバーと活発な情報交換を行い、当館と同様なシステムの導入を決定しました。また2010年度は日本地 球惑星科学連合2010年度大会での発表や、キャンパスに重ねた太陽系惑星を巡る「北大太陽系ツアー」も実施予定です。ご興味のある方は 4dtheater@gmail.comまでお問い合わせください。
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 市民の方と学生は4:6ぐらいの割合で参加しています。 上映プログラム制作は専門のヒトと専門でないヒトが協力して行っています。知識 はあって困りませんが、趣味のレベルからでも取り掛かれます。 楽しいところは、様々なお客さんを対象として想像力と直感力を駆使してオリジナルプログラム制作が行えることです。シアター自体の魅力も大きいです。 プログラムを「伝える」「見せる」ことを意識したオリジナリティ溢れるプログラム制作は重要です。上手く情報交換する資料作成なども大切です。
【現在の登録者数】:24名
【活動日・活動時間】:閉館時間後、毎週月曜日(日中)
【活動内容】
1)週に一度(木曜日14:30より)および月に二度(第二・第四水曜日15:00より)の来館者向けレクチャー付きコンサートとソロ
2)アンサンブルなど知の交流コーナーでの少し規模の大きなコンサート
3)メンテナンス(ピアノと違い頻繁に調律等が必要です。)
チェンバロが使われた時代(およそ16世紀〜18世紀)の管楽器や声楽も交えてのコンサートとお話は、来館者に大変好評で、毎週足を運ぶ方もいらっしゃるほどです。
2009年度はこの他に、第54回パイプオルガン演奏会、第47回全国大学保健管理研究集会における利用がありました。
古典楽器や音楽、それらを通じた来館者とのコミュニケーションにご興味のある方はどうぞご参加ください。
コンサート時の会場設営などのボランティアも随時募集中です。
【ボランティアの方からメッセージ】
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- チェンバロボランティアは、学生は数人です。楽器や古典音楽の歴史などを伝えることが好きな市民の方などが集まっています。音楽に関心が ある方なら、他のボランティアとともに練習したり、演奏やレクチャーを通して学んでゆけると考えています。演奏すること自体はもちろん、演奏を聴いて来館 者の方が楽器やバロック期の音楽に興味を示してくださると嬉しくなります。下準備=練習と、来館者との交流。外国語も少しでも話せると、海外の方にもチェ ンバロの魅力をお伝えできると思っています。
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- 昔、少しピアノを弾いたことがあったり、チェンバロの演奏に合わせて歌ったり、調律をしたり。演奏するだけでなく、チェンバロに関心があ る方ならいつでも歓迎しています。第2・第4水曜日の15時30分からと毎週木曜日の14時からは「チェンバロの小さな演奏会」を開いており、チェンバロ の構造やピアノとの違い、演奏されていた時代背景などについて来館者の方とコミュニケーションしつつ、演奏を聴いていただいています。不定期ですがトラ ヴェルソ、リコーダー、バロックヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ等の古楽器とのアンサンブルコンサートも行っています。
【現在の登録者数】:9名
【活動日・活動時間】:毎週金曜日 13時30分〜16時30分頃まで
【活動内容】
これまでの活動の成果は次の通りです。
1)新規寄贈などに伴う棚の増設を受けて全単行本の再配架
(皆様には図書の配架方式を学んで頂き,以後は返却ボックスの図書の返納もス ムーズに手がけて頂けるようになりました。)
2)図書の修復
(理図書・本館の職員のご協力を得て,簡単な図書修復の方法を学んで頂き,博図書室の痛みのひどい本の修復を行ってきています。)
3)「博物館資料」の所蔵・欠号チェックならびに寄贈依頼,欠号補充
(これにより博物館関係のニュースレター,リーフレット,博物館案内など,これまで手つかずであったものの所蔵状況の把握ができ,欠号の補充依頼から新たな地域別にファイル収納,棚への配架まで進めることができました。)
4)和洋雑誌の所蔵チェックならびに,図書館登録との差分の洗い出し
(2009年度で和雑誌分が終了し,洋雑誌へと進んでいます。従来は,図書係による蔵書点検のみで,これにかからない寄贈の雑誌類はその所蔵状況が不明でした。欠号リストも作成していただきました 。)
5)昆虫の抜刷りの分類整理
(これはかなり大がかりな整理作業ですが,著者別・年代別のファイルに分類する大変根気のいる作業を継続中です。)
常時7〜8名の方々が毎週集って和気藹々と活動されており,作業終了後の 賑やかなお茶会もすっかり定着したようです。
2010年度の活動予定
1)「博物館資料」の所蔵・欠号チェックならびに寄贈依頼,欠号補充
2)洋雑誌の所蔵チェックならびに,図書館登録との差分の洗い出し
3)昆虫の抜刷りの分類整理
【ボランティアの方からメッセージ】
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- 古い図書の修復から始まって図書分類法に従った配架作業をしたり、現在は未整理になっている寄贈冊子・論文のデータをパソコン等を使って整理しています。和気藹々と歓談しながら和やかな雰囲気で作業をしています。みなさんも図書室活動に参加して世界を広げませんか!