【報告:博物館土曜市民セミナー】5月14日「札幌の市街地西部山麓にあった温泉」開催
札幌の市街地から20km以上離れた定山渓温泉は、明治6年にライマンにより報告された
「北海道地質測量報文」にも記載されており、歴史があり、北海道を代表する大規模
温泉地の一つです。
一方、市街地にある温泉は昭和50年代以降にボーリングにより開発されたもので、
生活圏内にあり利便なことから急激に増加し、現在では銭湯やマンションなど約50施設で
利用されています。
ところが、この市街地に隣接した藻岩山、円山、荒井山、手稲山のふもとに、明治から
昭和初期にかけて8つの温泉利用施設がありました。
温泉は自然湧出や定山渓から引いたもので、古い資料などから、その全貌を明らかにします。
セミナー当日は、非常に沢山の方々(120名超)が知の交流コーナーに来られました。
藤本先生は「札幌温泉」や「軽川温泉」など、地元札幌の古(いにしえ)の温泉について
講話されました。
セミナー参加者の中には”実際に昭和初期の札幌温泉に行った事が有る”というご年配の方も
居て終始和やかなセミナーとなりました。
本講演は、北大OCWのHPからご覧いただけます。
http://ocw.hokudai.ac.jp/OpenLecture/MuseumSeminar/2011/Spas/


タイトル | 「札幌の市街地西部山麓にあった温泉」 |
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講師 | 藤本 和徳(北海道立総合研究機構 地質研究所 所長) |
日時 | 5月14日(土)13:30-15:00 |
場所 | 北大総合博物館「知の交流」コーナー |