【報告:博物館土曜市民セミナー】 11月12日 「- 大陸から島へ- : 海洋適応と民族形成」開催

タイトル:

「- 大陸から島へ- : 海洋適応と民族形成」
講師:

加藤 博文

(北海道大学アイヌ・先住民研究センター 教授 狩猟採集民考古学 / 先住民考古学)
日時:

11月12日(土)13:30-15:00
場所:

北大総合博物館「知の交流」コーナー
概要:

人類は、大陸から島嶼まで多様な環境に適応した独自の文化を生み出してきました。しかし、この適応行動には、大きな転換点が存在したことが知られています。その一つは季節的環境変化の大きな北方圏への進出であり、もう一つは海洋環境への適応でした。この夏、北の花の浮き島と呼ばれる礼文島に世界の11カ国の大学から研究者と学生が集い、環境変化と人類文化の多様性を調査する国際フィールドスクールがスタートしました。地球規模での環境変動と文化的多様性、大陸から島への移住行動と民族形成など7年にわたる長期プロジェクトで何を明らかにしていくのか。動き出した国際共同研究の意義を解説します。

 

セミナー当日、会場には80人近くの市民が詰めかけました。加藤先生は、バイカル・北海道考古学プロジェクト(BHAP)の話や、「縄文文化」集団の遺伝子型の独自性の話、変動する地球の気候など、興味深い話を多くされました。

 

本講演は、北大OCWのHPからご覧いただけます。
http://ocw.hokudai.ac.jp/OpenLecture/MuseumSeminar/2011/FromTheContinent/

 

 

【↑土曜市民セミナーにて講演する 加藤博文 先生】