【11月10日 開催】 北大総合博物館 土曜市民セミナー「原子力発電所のリスクと日常生活のリスク」

土曜市民セミナー

「原子力発電所のリスクと日常生活のリスク」

が開催されます。

日本国民にとってのリスクを考えるために、EUに加盟していないスイス連邦共和国を例に原子力に関する情報を提供したい。

日本と同様に資源に恵まれないスイスは、20世紀の2回の大戦にも巻き込まれることなく200年間平和を維持し繁栄を続けている。

また、2010年のスイス国民1人あたりのCO2排出量は 5.6ton で、再生可能エネルギーで注目されているデンマークの 8.5ton に比べて圧倒的に少ない。

その理由は、スイスアルプスの水源を利用した水力発電が約50%、CO2を排出しない原子力発電が約45%を占めているからである。

70年代の石油危機後、ベツナウとゲスゲンの原子力発電所では地域の工場、公共施設、住宅、農場などへ蒸気と熱を供給する事業も開始し、地域経済にも貢献している。

脱原発を宣言した両国の国民性も含め私達を取り巻くリスクを総合的に眺めてみたい。

 

 

 【講演者の推薦書籍】 :

・「放射線医が語る被ばくと発がんの真実」

 

・「「反原発」の不都合な真実」

 

<↑ ミュージアムショップにて好評発売中!>

日時

11月10日(土)  13:30〜

場所

北海道大学 総合博物館 1階 「知の交流」コーナー

講演者

杉山 憲一郎 (北海道大学 名誉教授 / 工学博士)