【報告:博物館土曜市民セミナー】 2014年 4月12日 「外来アライグマ対策を通して見える人間社会」 開催

タイトル:

 「外来アライグマ対策を通して見える人間社会」
講演者:

 池田 透

  (北海道大学 大学院文学研究科 教授)
日時:

 2014年 4月12日()13:30-15:00
場所:

 北大総合博物館「知の交流」コーナー
概要:

 外来種対策は、生物を対象とした問題ではありますが、高度に社会的・政策的であらねばならないというのが現在の世界的常識となっています。関連する分野も生態学のみならず、飼育動物の管理問題から捕獲個体の処分についての生命倫理的問題まで多岐にわたる問題となっており、外来種問題は現在の人間社会が抱える諸問題を凝縮した問題と言えるでしょう。今回のセミナーでは、現在日本で広く展開されているアライグマ対策を題材に、シカやクマなどの在来種の害獣対策などとも比較しながら、実施される対策の根底にみえる人間社会の特性を考察してみたいと思います。

 


 

 天気は良かったものの 春を感じさせぬ寒さの中、会場内に用意した席はほぼ埋まり、受講者の皆さん熱心に池田 先生の講演に耳を傾けておりました。 受講者からの質問も多数寄せられました。池田 先生、どうも有り難う御座いました。

 

  

【↑土曜市民セミナーにて講演する 池田 先生】