【10月5日 開催】 「バイオミメティクス市民セミナー (第34回) − “微細構造による機能 〜摩擦を中心に〜”」

バイオミメティクス市民セミナー(第34回)

「微細構造による機能 〜摩擦を中心に〜」

が開催されます。

「摩擦」は非常に身近な現象で、私たちが歩く時も止まる時も常に起こっている現象です。

しかしながらそのメカニズムは非常に複雑で、未だにほとんど解明されていないと言えます。

産業的にも摩擦の制御は非常に重要で、特に車などではエンジン内部の摩擦によりエネルギーをロスし、さらに摩擦によって発生する摩耗によって部材の損傷まで引き起こします。しかしながら低摩擦な表面ばかりが必要ではなく、ブレーキには高摩擦な表面が必要とされるなど、摩擦のコントロールが非常に重要な要素となっています。

一方で、ヘビをはじめとする生物も摩擦とは切っても切れない関係であり、進化の過程で様々な表面機能を獲得してきました。

本講演では摩擦の基礎から生物の摩擦特性、人工的な摩擦制御模倣材料の作製について講演致します。

ポスター(PDF)

日時

2014年10月 5日(日) 13:30 〜

講師

平井 悠司

(千歳科学技術大学 バイオ・マテリアル学科 専任講師)

会場

北海道大学 総合博物館 知の交流コーナー