【報告:博物館公開ボランティア講座・館長講演会】 2015年 2月14日 「北方民族の世界 : 常設展開設に向けて」 開催

総合博物館は、耐震改修工事のため今年4月から長期休館となり、来年7月ごろのリニューアル・オープンを目指しています。

リニューアルの目玉の一つとして、「アイヌ・北方民族文化」(仮称)常設展の開設を計画しています。

総合大学の博物館として文理のバランスのとれた展示でありたい、と就任以来考えてきた館長が、退任を前に常設展への想いを熱く語ります。

北方言語研究者としての自身の研究にも触れながら、北方民族の伝統的な暮らしの記録や語り継がれた民話から垣間見える世界観を紹介します。

また北方ならではの、たくみな造形と豊かな色彩に彩られたアートな世界もご覧いただきます。

新しく生まれ変わる博物館に思いをはせながら、北方文化展示を先取りしてみましょう。

 

【タイトル】「北方民族の世界 : 常設展開設に向けて」

【講演者】津曲 敏郎 (北海道大学 総合博物館 館長 / 北海道大学 大学院文学研究科 教授)

【日時】2015年 2月14日(土)13:30-15:15

【会場】北大総合博物館「知の交流」コーナー


立春を過ぎたにも関わらず吹雪模様という 生憎の天気の中、会場は満席となりました。

北方の言語を音声で流したり デジタル書籍を再生したり 北方の民話を日本の民話に例えて紹介したり と、様々な手法で北方文化を身近に感じさせる津曲 先生の講演に 受講者の皆さん耳を傾けておりました。

受講者からの質問も幾つか寄せられました。

津曲 先生、どうも有り難う御座いました。 総合博物館リニューアルオープンでの展示が今から楽しみです。