【3月8日開催】2024年度第12回土曜市民セミナー「西洋教育思想におけるeducationとdiscipline―educationは引き出すことか?―」
土曜市民セミナー、2024年度第12回目の開催が3月8日に決定いたしました。(第11回目は演者都合により中止となっております。)
※参加無料
第12回目は、大学院教育学研究院 白水 浩信先生にご登壇いただきます。
「西洋教育思想におけるeducationとdiscipline―educationは引き出すことか?― 」
―内容―
「教育」という言葉は明治期にeducationの訳語として定着した。近世までは「教化」「化育」といった様々な語彙が用いられていた。「教育」という言葉の用例は、「教育令」(1879年)の前後に漸増し、近代学校の普及とともに一般化する。学制取調掛であった箕作麟祥(1846-1897)は、『百科全書 教導説』(1873)の冒頭で、「教導ノ原語タル「エヂュケート」ノ字ハ元ト羅甸語「エヂュカーレ」ヨリ由来スル所ニシテ其本義ハ誘導ノ意ナリ」と述べ、educateがラテン語educareに由来し、その原義は誘導することであると紹介している。しかしそれは本当なのだろうか。西洋教育思想の歴史を遡り、educationの原義を確かめ、その語義・用法の変遷を辿りながら、背景にあったdisciplineの思想について概観する。
日時 | 2025年3月8日(土)13:30~15:00頃(13:00開場) |
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会場 | 北海道大学総合博物館 1階ホール 「知の交流」 |
講師 | 大学院教育学研究院 白水 浩信先生 |
備考 | 入場無料(13:00開場先着順・座席は60席程度をご用意しております。)
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お問い合わせ | 北海道大学総合博物館 |