【4月8日開催】 バイオミメティクス市民セミナー・公立千歳科学技術大学オープンサイエンスパーク千歳 共同開催特別シリーズ第二弾

今、アフターコロナ・ウィズコロナ時代の自然共生と持続可能な社会のありかたが問われています。本特別シリーズ第二弾では、『地域学:歴史に学び風土が拓く、持続可能な未来』を主題として、持続可能な地域の実現に
向けた現状と課題について考えてみます。
自然の豊かな恵と厳しさのなかで人々の営みが培った風土は、その地域に特徴的な社会を形成し産業を生み出し、地域の歴史として紡がれてきました。生態系と人の営みが織りなす風土とその歴史を知ることは地域学の根幹です。産業史や文化史、自然史や地質史など、様々な視点から地域の歴史を紐解き、改めて生態系と人の営みが形作ってきた地域の風土を理解することで、自然の仕組みを学び、自然とともに生きてきた先人の知恵を学び、持続可能な未来への“温故知新”を図ってみませんか。
さらに、人新世とも称され、温暖化に象徴される気候変動、エネルギー・資源の枯渇、生物多様性や自然環境の劣化、が喫緊の課題として問われる現代社会において、地域学によって持続可能な地域の未来へのアプローチを図るためには、持続可能性に向けた3つの視点、「カーボンニュートラル(炭素中立)」、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」、「ネイチャーポジティブ(自然回復)」が不可欠です。持続可能な地域の設計図を様々なステークホルダーとともに考える対話(トランスサイエンス)の場を設けることにしました。
特別シリーズ第二弾の一回目では、地域の産業史を読み解くことで、日本の近代化をもたらした産業立地を支えた生態系サービスを知るとともに、新たな産業立地を支える生態系サービスの保全と自然共生の取り組みを通じて、持続可能な地域の未来を考えてみます。
支笏湖がもたらす豊かな森林と水資源を活用した製紙業は、北海道の近代化を支えてきました。美々川・ウトナイ湖の豊かな水脈は、我が国半導体産業復興の駆動力になりそうです。
“水が繋ぐまち千歳”のシビックプライドでもある支笏湖水系がもたらす風土と未来を考えてみましょう。

本シリーズでは、多くの皆様との対話を図るために、対面式講演とウェブ同時配信を行います。
https://www.youtube.com/watch?v=sXW2ACqBwfs

 

特別シリーズ第二弾一回目 『地域学:歴史に学び風土が拓く、持続可能な未来』 

〜産業史から読み解く生態系サービスと自然共生〜

 

・開催日:2023年4月8日(土) 13:30〜15:30

 

・プログラム

13:30~14:00

王子製紙苫小牧工場資料群が語る地域の歴史と未来
苫小牧市教育委員会学芸員 勇武津資料館 武田 正哉氏

14:00~14:30

森と人と水との関りを探求する 〜水資源と再生可能エネルギー〜
公立千歳科学技術大学 准教授 井手淳一郎氏

14:30~15:00

市民として見てきた千歳湖と美々川の昔と今
元千歳市職員 関井栄二氏

15:00~15:30

会場との対話と課題抽出

(下記ポスター画像をクリックするとpdfファイルが開きます)

 

・会場      

北海道大学総合博物館 3F 北講義室(N308)

日時

2023年4月8日(土)13:30~15:30

講師

武田 正哉 氏(苫小牧市教育委員会学芸員 勇武津資料館)

井手 淳一郎 氏(公立千歳科学技術大学 准教授)

関井 栄二 氏(元千歳市職員)

会場

北海道大学総合博物館/3F 北講義室(N308)

主催

北海道大学総合博物館バイオミメティクス市民セミナー
公立千歳科学技術大学地域連携センター

共催

高分子学会北海道支部
北海道大学電子科学研究所
高分子学会バイオミメティクス研究会
フォトニクスワールドコンソーシアム
NPO法人バイオミメティクス推進協議会

協力

王子製紙株式会社 苫小牧工場
凸版印刷株式会社 北海道事業部