【5月6日開催】 バイオミメティクス市民セミナー (第65回) – 『透明セルロースナノペーパーと次世代光技術』
セルロースナノファイバーは、樹木などの植物の繊維をほぐして得られる幅4~15ナノメートルの繊維状物質です。セルロースナノファイバーは、地球上最も豊富な天然資源であり、軽く、強く、しなやかで、熱に強いなどの優れた特徴をもつため、様々な分野における新材料として期待されています。
また、セルロースナノファイバーを用いて紙を製造すると、その緻密な構造のため、高い透明性を示します。この透明な紙(透明セルロースナノペーパー)は、高い透明性に加え、低い熱膨張性、高い耐熱性などを有するため、フレキシブルディスプレイなど次世代光技術分野における透明材料として注目されています。
本講演では、次世代光技術における透明セルロースナノペーパーへの期待と、魅力的な光学特性についてお話します。
日時 | 2017年5月6日(土)13:30 ~ 15:30 |
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講師 | 谷尾 宣久(千歳科学技術大学 理工学部 教授) |
会場 | 北海道大学総合博物館 / 1F「知の交流」 |
主催 | 北海道大学総合博物館 |
共催 | 科学研究費 新学術領域「生物規範工学」 |
協賛 | 千歳科学技術大学バイオミメティクス研究センター |