【2月4日開催】 バイオミメティクス市民セミナー (第62回) – 『昆虫の学習と微小脳:ヒトの脳のしくみとは違うのか?』

昆虫の種数は100万種にも及び、既知の全動物種の2/3を占めます。昆虫は、種数や個体数からいえば、地球上で最も繁栄している動物群です。昆虫の陸上での繁栄は、鋭い感覚能力、素早い飛翔能力、機敏な行動能力などに支えられていますが、それらはその小さな脳の精妙な働きによるものです。

本講演では、昆虫の小さな脳「微小脳」の学習のしくみについて、私たち哺乳類の大きな脳「巨大脳」と対比して解説します。とくに、昆虫の微小脳の学習のメカニズムは、ヒトの巨大脳の学習のメカニズムと意外なほど類似性があるという私達の最近の発見についてご紹介します。

日時

2017年2月4日(土)13:30 ~ 15:30

講師

水波 誠(北海道大学 大学院生命科学院 教授)

会場

北海道大学総合博物館 / 1F「知の交流」
札幌市北区北10条西8丁目

主催

北海道大学総合博物館

共催

科学研究費 新学術領域「生物規範工学」
高分子学会北海道支部

協賛

千歳科学技術大学バイオミメティクス研究センター