【7月1日開催】サーミ・フィルム・シアター第2回
北海道大学総合博物館2階GCOE展示ブースで開催中の「北極圏のコミュニケーション―境界を越えるサーミ」展に合わせ、北欧の先住民族サーミの人々を題材とした映画やサーミの監督による映画を上映します。
*本イベントは 「第4回みゆき野映画祭 in 斑尾2012〜北欧・日本国際短編映画祭〜by スノーコレクティブ」の一環です。
▼7月1日の上映作品
「アート・イン・ザ・フォレストランド(森の中の芸術)」 (30分) /アン ・ クリスティン ・ ハウプト

北欧で注目を集めているフィンランドの北極圏在住サーミ人アーティストをスウェーデンの監督が丁寧に追 いかけたドキュメンタリー。北欧の先住民族サーミの暮らしぶりや文化が描かれています。豊かな自然と、色彩豊かな映像がとても美しく印象的です。
この映画はサーミ人アーティスト・オウティを追いかけたドキュメンタリーです。彼女はフィンランドの北の森に住み、トナカイの遺物や色とりどりの北極圏の民族衣装と北欧の生活用品のリサイクル品を見事に融合させたアート作品を発表しています。フィンランドの首都ヘルシンキをはじめ欧州各国で彼女の個展が開催されています。そんな彼女が、2007年、北スウェーデンの森とツンドラ高地の境界線にある小さな村Parkalompolo(パルカロンボロ)の夏の芸術祭に招かれました。自身のルーツである北極圏での初めての展覧会。開催を前に心を躍らせます。
輝くばかりの百夜の森に住み、トナカイと共に生きる友人との交流から彼女は何を見つけたのか。自然と共存する生活の中で生まれる優しいアートにこめられた彼女の思いとは・・・
<監督紹介>

1947年スウェーデン生まれ。
ドキュメンタリーフィルム監督。
スウェーデンルレア大学図書館司書を30年勤める。
2003年フィンランドイナリ村にあるイナリサーミ教育センターでフィルムの研究を開始。
当初より自身の祖母の過去を扱ったフィルム研究を主とし、2006年にドキュメンタリー「祖母と私」を発表。この作品はカウトケイノ映画祭にて大賞受賞したほか、「ノルウェートロムソ国際映画祭」、「ノルウェーグリムスタッド国際短編映画祭」のみならず「タンペレ国際短編映画祭」など北欧諸国の主要な映画祭で上映された。また「カナダカルガリーイマジン先住民族映画祭」、「カナダドーソシティ市国際短編映画祭」にも招待される。
本作も北極圏・北欧の多くの映画祭で上映され、日本では2009年長野斑尾高原「みゆき野映画祭(北欧日本映画祭)」にて上映され好評を博した。
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「顔」(4分)
「コルト ループ」(4分)
「アルバスのツンドラ」(4分)
「あるサーミ人とその体」(5分)
「都会のサーミ人森へ行く」(5分)
「都会のサーミ人」(8分)
(計30分)
サーミ・フィルム・シアター第1回で上映された「サーミ・ニエイダ ・ ヨイク」の監督リセロッテ ・ ワイステッズ によるショートフィルム6本を上映します。
<監督紹介>
リセロッテ ・ ワイステッズ
1973年スウェーデン生まれ。
リセロッテ ・ ワイステッズ ホームページ(英語)
|日 時 | 7月1日(日) 13:30〜
|会 場 | 北海道大学総合博物館1階「知の交流」コーナー
|定 員 | 60名 *定員を超えますと立ち見となる場合がございます。
|主 催 | グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」、スノーコレクティブ、フィンランドセンター北海道事務所
無料・申込不要
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