【2月8日 開催】 北大総合博物館 土曜市民セミナー 「有珠火山の植生と土壌の回復」

土曜市民セミナー

 「有珠火山の植生と土壌の回復」

   が開催されます。


  

 【日 時】  : 2月 8日() 13:30〜

 【場 所】  : 北海道大学 総合博物館 1階 「知の交流」コーナー

 【講演者】  : 春木 雅寛 / はるき まさひろ
           (北海道大学 総合博物館 資料部研究員

 

 【講演概要】 : 自然界では生物と土壌の関わりについて、生物が土壌を豊かにし、土壌は生物の生息環境として相互に作用するといわれる。それをより実感できるのは火山の噴火跡地であろう。有珠山は近年1977−78年と2000年に大きな噴火があった。前者では、火口原を囲む外輪山内壁はかつて樹高30mに達する森林であったが、噴火で壊滅した後、現在樹高25mに達するドロノキからなる森林が見られるほどになった。土壌の生成は、地質学者でもあったC.ダーウインが研究したようにミミズの活動があったことによる。植生と土壌の生成発達は同時に進行しているといえる。1977−78年噴火後のその様子について紹介する。