【活動報告】11月13日石器パラタクソノミスト養成講座(初級)

石器パラタクソノミスト養成講座(初級)
日 時:11月13日(土) 10:00〜16:00

場 所:北大総合博物館・共同研究室

講 師:高倉 純(北大埋蔵文化財調査室)
参加者:11名

スケジュール

10:00-10:10 イントロダクション

10:10-11:15 講義

11:15-11:20 休憩

11:20-12:10 石器の観察

12:10-13:00 昼食

13:00-15:00 石器の分類および実測実習

15:00-15:10 休憩

15:10-16:00 石器製作実験
 

(午前)

受講生11名をむかえて講座が始められました。最初に講師の自己紹介をおこない、講座の概要紹介とタイムスケジュールの確認、また考古資料を取り扱う際の注意点についても説明をおこないました。

講義では、最初に石器とは何かについて説明し、石器の歴史の概要を解説しました。そして、石器にはどのような種類があり、またどのような種類の岩石が用いられているのかについても解説をおこなっていきました。

次に受講生に考古資料を配布し、石器観察のポイントについても解説をおこなっていきました。
   

(午後)

午前中に解説した石器の観察方法にもとづき、石器をどのように分類するのかについて、日本の旧石器を例にとりながら解説をおこなっていきました。受講生に考古資料を手にとってもらいながら、石器のどこを見て分類をするのかを説明しました。

次にここまで得てきた知識をふまえて、石器の実測図を作成する方法について解説し、実際に実測図の作成をおこなっていきました。
    

  最後に、実習室に移動して石器製作実験をおこないました。講師からの注意点の説明と石器製作の実演後、受講者は各々、用意した黒曜石を材料に、石や鹿角をハンマーとして、石器を作り出していく過程を体験しました。

午後4時に修了式をおこない、アンケートを書いていただいた後、本講座は終了しました。