【活動報告】2012年2月18日(土)昆虫パラタクソノミスト養成講座カメムシ目(中級)

昆虫パラタクソノミスト養成講座カメムシ目(中級)


日 時:2012年2月18日(土) 10:00〜16:00

場 所:北海道大学総合博物館 共同研究室

講 師:山本 亜生(小樽市総合博物館 学芸員) 

進 行:大原 昌宏(北海道大学 総合博物館 教授)

参加人数:9名

目的:昆虫類カメムシ目(Hemiptera)の概要と科までの分類を修得する。

スケジュール

18日(土)

10:00−10:15 イントロダクション

10:15−11:30 講義:カメムシ目全般について

11:30−12:30 昼食

12:30−13:30 講義&実習:液浸標本を見ながら同定ポイント解説

13:30−13:35 休憩 

13:35−15:45 実習:科までのソーティング

15:45−16:00 片付け・修了式


<午前>

本講座は、パラタクソノミスト養成講座ネットワークPATNET事業として9名の受講生を向かえ、同博物館共同研究室で行われました。

イントロダクションとして、進行役の大原教授より今回の講師:山本講師の紹介があり、受講生自己紹介に続き、本講座の目的、タイムスケジュールの説明がありました。

次にパワーポイントを使ってカメムシ目の形態的・臭いなど全般的な特徴などの説明がありました。

<午後>

早めの昼食をとり、午後は、山本講師が持参された液浸標本を各自顕微鏡で観察するところからはじまりました。顕微鏡で、カメムシ目の特徴である口器、半翅、臭い出る場所、同定するのに必要な箇所(触角、ふ節)の見方などを細かく観察しました。

休憩のあとは、農学部に保管されていたカメムシ目の標本を科まで分類同定する作業を検索表を見ながら行いました。先に同定する際のポイントの説明などもあったのでみんなスムーズに手を動かしていました。わからないところは、講師の方に教えていただきながら、分類作業を行い、あっという間に終了時間になりました。

同定した標本はフランスや東南アジアの大型の個体や色彩豊かな個体も多く含まれていて楽しみながらの作業でした。

終了後には、1日では短いので来年は2日間コースでもう1度受講したいという声もあがっていました。
   
   

 

本講座は、財団法人 北海道新聞野生生物基金の助成事業「道内におけるパラタクソノミスト養成講座の開催と博物館連携」により行われました..