【活動報告】2012年2月11日(土)木製品パラタクソノミスト養成講座上級

木製品パラタクソノミスト養成講座上級

日 時:2012年2月11日(土) 10:00〜17:00

場 所:北大総合博物館 共同研究室

講 師:守屋豊人

参加人数:7名


スケジュール

11日(土)

10:00〜10:05 講師の紹介、配布資料確認

10:05〜10:15 木製品観察法の復習(〜中級まで)

10:15〜11:50 講義:木製品観察記録方法の概説、使用道具の説明、

                  木製品の観察及び観察記録としての実測図(平面図)作成

11:50〜12:50 昼食・休憩

12:50〜14:50 観察記録としての実測図(平面図)作成

14:50〜15:00 休憩

15:00〜15:30 観察記録としての実測図(展開図および断面図)作成の講義

15:30〜17:00 観察記録としての実測図作成(平面図、展開図、断面図)、修了書の授与


<午前>

講師の自己紹介の後、まず、参加者一人一人に木製品1点ずつが渡され、方眼用紙や実測道具が渡されました。

次に守屋講師による講義がおこなわれました。講義では、初級、中級でおこなってきた、木製品観察法の復習が示され、次に、木製品観察を記録する方法が説明され、使用道具の説明や実測方法の概観が講義されました。

その後、実際に、木製品を観察し観察記録を実測図として表す実践がおこなわれました。この途中で午前中の講座が終了しました。

<午後>

午後は実測図作成の続きがおこなわれました。講師が見守る中、対象の木製品を観察して、計測し、図化する作業が進みました。人工的な加工痕や使用痕を観察 して図化し、素材である樹木の様子を計測し図化していきました。各受講生は、木製品を観察する際に、樹木組織の知識が必要であると改めて感じていたようで す。

その後、木製品の実測図として、展開図の記録方法や断面図の記録方法が守屋講師から説明されました。受講生各々は、観察記録として平面図や断面図を作成していきました。少し難しいところもあり、時間が足りない様子でした。

最後に、各受講生が記録した実測図を見ながら、観察記録としての実測図は、他者が見て、確認できるように計測・図化する必要があるとまとめ、上級の講座が終了しました。