【活動報告】2013年7月27日(土)遺跡出土遺物:木製品パラタクソノミスト養成講座(初級)

遺跡出土遺物:木製品パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2013年7月27日(土) 10:00〜16:10

場 所:北大総合博物館・共同研究室

講 師:守屋 豊人(北海道大学埋蔵文化財調査室)

          佐野 雄三(北海道大学農学研究院)

参加人数:10名

スケジュール

10:00〜10:10 講座開講の挨拶、講師の紹介、スケジュールの説明

10:10〜11:30 考古学的な観点からおこなう木製品観察方法についての講義

11:30〜12:30 昼食休憩

12:30〜13:40 樹木の識別についての講義1、プレパラートの作製

13:40〜13:50 休憩

13:50〜14:40 樹木の識別についての講義2、光学顕微鏡観察

14:40〜14:50 休憩

14:50〜16:00 人々と古環境との関連についての講義

16:00〜16:10 修了証授与式、アンケート記入、講座閉講の挨拶

講義内容

<午前>

   本講座は10名の受講生を迎え開催されました。まず講座開講の挨拶および講師の紹介、本講座全体のスケジュールについて説明をしました。続いて、守屋より考古学的な観点からおこなう木製品観察方法についての講義をしました。実際に遺跡から出土した木製品を手に取り観察してもらいました。また、木材ブロックを観察してもらい、木取り・面取りについて受講生数人に簡単な発表をしてもらいました。

<午後>

   佐野より樹木の識別についての講義をしました。続いて、プレパラートの作製を佐野が実演し、その後、受講生にプレパラート作製を体験してもらいました。そして、樹木の解剖学的特徴の説明を交えつつ、作製したプレパラートを受講生各自が光学顕微鏡にて観察、樹種の同定をしました。休憩をはさんだ後、守屋から人々と古環境との関連についての講義を行いました。最後に、修了証授与式を行い、パラタクソノミスト養成講座(初級)が終了しました。

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