【活動報告】2013年10月20日(日) 鉱物パラタクソノミスト養成講座(初級)

鉱物パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2013年10月20日(日) 10:00〜17:00

場 所:北海道大学総合博物館 共同研究室

講 師:三浦裕行(北海道大学大学院理学研究院・特任准教授)

参加人数:11名

スケジュール

10:00-10:05 講座開講の挨拶、講師の自己紹介、スケジュールの説明

10:05-10:55 講義(鉱物とは何か、鉱物の分類について)

10:55-11:05 休憩

11:05-12:00 講義(鉱物肉眼鑑定のための手掛かりについて)

13:00-16:00 鉱物の肉眼鑑定(20種)

16:00-16:30 鑑定した鉱物の解説

16:30-17:00 片付け、アンケート記入、修了証授与式、講座閉講の挨拶


講義内容

<午前>

   本講座は11名の受講生を迎え開講されました。まず初めに講座開講の挨拶、講師およびアシスタントの自己紹介をしました。そして、本講座全体のスケジュールの説明をしました。午前は、「鉱物とはなにか」というテーマで、鉱物学の基礎として、鉱物の定義、種類、鑑定方法などをお話しました。その後、鉱物を肉眼で鑑定するためにはどのような特徴に注目して観察すればよいのか、肉眼鑑定の手掛かりとなるような鉱物の特徴について説明しました。

<午後>

   午後は20種の鉱物を実際に手に取り、鉱物の肉眼鑑定を行いました。鉱物の色や形をルーペで観察し、条痕板という素焼きの板を用いて鉱物を粉末にしたときの色(条痕色)を調べました。また、モースの硬度計(鉱物の硬さを調べるための10種類の鉱物)で鉱物に傷をつけて硬度を調べたり、鉱物に塩酸や過酸化水素水をかけて発泡の有無を調べたりしました。鉱物に紫外線を当てて蛍光の観察も行いました。鑑定後は、鑑定に用いた20種の鉱物の特徴、産地などの解説を行い、鉱物への理解を深めました。片付けをした後、アンケート記入と修了書授与式を行い、講座閉講の挨拶をして全講座を終了しました。