【活動報告】2014年6月14日(土)〜15日(日)岩石パラタクソノミスト養成講座(初級)

岩石パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2014年6月14日(土)〜15日(日) 10:00〜16:30

場 所:北大総合博物館 共同研究室・光学室

講 師:在田 一則(北大総合博物館 資料部研究員)

           鳥本 淳司(北大総合博物館 研究生)

参加人数:10名

スケジュール

14日(土)

10:00〜10:10 講座開講の挨拶、講師の自己紹介、スケジュールの説明

10:10〜10:30 身近な岩石の紹介

10:30〜11:30 大学構内で使われている岩石見学

11:30〜11:40 小休憩

11:40〜12:30 岩石と鉱物の講義〜身の回りの岩石〜

12:30〜13:30 昼食

13:30〜14:30 岩石と鉱物の講義〜分類と種類1〜

14:30〜14:40 小休憩

14:40〜15:40 岩石と鉱物の講義〜分類と種類2〜

15:40〜15:50 小休憩

15:50〜16:20 博物館の岩石・鉱物展示標本見学

15日(日)

10:00〜11:20 岩石の密度(比重)測定

11:20〜11:30 小休憩

11:30〜12:30 岩石と鉱物の講義

12:30〜13:30 昼食

13:30〜14:20 岩石、鉱物標本の肉眼鑑定1

14:20〜14:30 小休憩

14:30〜15:00 岩石、鉱物標本の肉眼鑑定2

15:00〜15:10 小休憩

15:10〜15:50 岩石鑑定クイズ

15:50〜16:10 アンケート記入、修了証授与式


講義内容

1日目

<午前>

   本講座は10名の受講生を迎え開催されました。最初に講座開講の挨拶および講師の紹介、受講者の自己紹介、講座全体のスケジュールについて説明をされました。その後講義が始まり、まず、建材に使われる札幌軟石など、身の周りに見られる様々な岩石について写真を用いて紹介されました。それから博物館内や大学構内に設置されている建材や石碑を巡り、実際に使われている岩石について学びました。その後博物館に戻り、地球の内部構造やプレート、岩石や鉱物が出来る場所について講義を受けました。

<午後>

   午後からは岩石と鉱物の分類と種類について講義を受けました。標本を肉眼、ルーペで観察しながら火成岩、堆積岩、変成岩等と言った岩石の種類を学び、そこに含まれている鉱物を学びました。小休止を幾つか挟みながら講義を受け、最後に博物館内の岩石、鉱物展示を見学し初日の日程を終えました。

2日目

<午前>

   2日目は初日の講義に関して受講者が質問することから始まりました。質問タイムの後は岩石の比重測定の実習を行いました。岩石の比重測定には、上皿天秤、ビーカーと水を用い、花崗岩、黒曜石、鉄鉱石など5種類の比重を測定しました。小休止を挟んで、実際の岩石、鉱物標本を観察しながら主に火成岩と堆積岩のでき方や中に含まれている鉱物について学びました。

<午後>

   午後は、午前の続きで、変成岩標本を観察しつつ構成する鉱物や出来かたについて講義を受けました。小休止を挟み、昨日と今日の総括、質問時間を経て、25個の岩石の鑑定クイズを行いました。その後答え合わせと解説を行い、最後にアンケートの記入と修了書授与式をして全日程を終了しました。