【活動報告】2014年8月9日(土)〜10日(日)岩石パラタクソノミスト養成講座(中級)

岩石パラタクソノミスト養成講座(中級)

日 時:2014年8月9日(土)〜10日(日) 10:00〜16:00

場 所:北大総合博物館 光学室

講 師:在田 一則(北大総合博物館 資料部研究員)

           鳥本 淳司(北大総合博物館 研究生)

参加人数:8名

スケジュール

9日(土)

10:00〜10:05 講座開講の挨拶、講師の自己紹介、スケジュールの説明

10:10〜12:00 講義(地球の構造(地殻、マントル、コア)とプレートテクトニクス)

12:00〜13:00 昼食

13:00〜14:30 講義2(光の諸性質、偏光顕微鏡についての講義)

14:30〜14:35 小休憩

14:35〜16:00 講義3(主要な鉱物の光学的性質)

10日(日)

10:00〜11:00 講義(主要鉱物の特徴)

11:00〜12:00 顕微鏡観察1(主要鉱物の観察)

12:00〜13:00 昼食

13:00〜14:00 顕微鏡観察2(その他鉱物の観察)

14:00〜14:05 小休憩

14:05〜15:45 顕微鏡観察実

15:45〜16:00 アンケート記入、修了証授与式


講義内容

1日目

<午前>

  本講座は8名の受講生を迎え開催されました。最初に講座開講の挨拶および講師の紹介、受講者の自己紹介をしました。次に、本講座全体のスケジュールについて説明をしました。その後講義が始まり、まず、地殻、マントル、コアと言った地球の内部構造やプレート運動、マグマの発生について講義を受けました。講義の最中、活発に質問や議論が行われる場面もありました。

<午後>

  午後からは薄片観察するための前知識として、光の性質から始まり、偏光顕微鏡の仕組み、使い方を学び、光を通してみた時の鉱物の特徴など講義を受けました。途中、5分の休憩をはさみ、実際に試料を観察しながら顕微鏡で見る鉱物の諸性質などを簡単に学びました。
   


2日目

<午前>

  2日目も8名の受講生を迎え開催されました。最初に本日の予定を紹介した後、岩石標本、鉱物標本、薄片試料それぞれを実際に観察しながら、顕微鏡下での石英、長石、黒雲母などの各鉱物の特徴を学びました。その後、講義を受けた鉱物を各自観察しました。

<午後>

  午後からは午前で紹介された主要な鉱物以外の、方解石や粘土鉱物などを鉱物の特徴を学び、顕微鏡観察の続きを行いました。ある程度観察になれた後は、薄片試料を1枚選び鏡下で観察した場所をスケッチし、岩石や鉱物の鑑定の仕方を学びました。

   観察とスケッチが終了した後、アンケートの記入を行い、修了証授与式をして全日程を終了しました。