【活動報告】2014年11月1日(土)隕石パラタクソノミスト養成講座(初級)in 山の手博物館

隕石パラタクソノミスト養成講座(初級)in 山の手博物館

日 時:2014年11月1日(土) 10:00〜17:00

場 所:地図と鉱石の山の手博物館 地下フリースペース

講 師:松枝 大治(北大総合博物館 資料部研究員)

           鳥本 淳司(北大総合博物館 研究生)

参加人数:9名

スケジュール

1日(土)

10:00〜10:10 講座開講の挨拶、イントロダクション

10:10〜12:10 基礎講義(隕石について、隕石の分類など)

12:10〜13:00 昼食

13:00〜14:00 講義1(クレーターの科学)

14:00〜14:40 講義2(南極の隕石)

14:40〜14:45 小休止

14:45〜15:00 講義2(南極の隕石続き)

15:00〜15:40 講義3(月の隕石・火星の隕石)

15:40〜16:00 小休止

16:00〜16:40 講義4(恐竜と隕石)

16:40〜17:00 講義5(隕石にまつわる四方山話)

17:00〜17:10 アンケート記入、修了式


講義内容

1日目

<午前>

  本講座は山の手博物館にて9名の受講生を迎え開催されました。最初に山の手博物館館長による講座開講の挨拶および講師の簡単な自己紹介があり、その後、講義が始まりました。講義は隕石についての基本的な情報、隕石の研究史、年間降下量、隕石の故郷や分類について学びました。この午前中の講義によって受講生は、隕石の基礎を学びました。

<午後>

  午後からは隕石または隕石が関連する事柄について、実際の隕石を観察しながら講義を受けました。最初は隕石の衝突による各地のクレーターについて、その大きさや形、金属資源との関係まで学び、その後南極の隕石について、どのように採集されるか、なぜ南極で多くの隕石が見つかるか、休憩を挟みながら学びました。その後、隕石と生命の起源の関係を導入部として月、火星からの隕石についての話を聞き、非常に貴重なそれらの実物を小休止の間に観察した後、恐竜の絶滅と隕石の関係を学びました。最後に隕石にまつわる四方山話として、北海道唯一の隕石や隕鉄で製作された日本刀の話などを聞き、全講義を終えました。最後にアンケートを記入し、修了式を行って全日程を終えました。