【活動報告】2012年1月21日〜22日 鉱床パラタクソノミスト養成講座(中級)
鉱床パラタクソノミスト養成講座(中級)
日 時:2012年1月21日(土)〜22日(日) 10:00〜17:00
場 所:北大総合博物館・共同研究室+実習室
講 師:松枝大治(北大総合博物館)
鳥本准司(北大総合博物館)
参加者:6名
スケジュール
21日(土)
10:00〜10:10 開講の挨拶
10:10〜12:00 実習内容の説明と基礎講義
12:00〜13:00 昼食
13:00〜15:00 基礎講義
15:00〜15:10 休憩
15:10〜17:00 鉱石顕微鏡観察実習
22日(日)
10:00〜12:00 鉱石顕微鏡観察の続き
12:00〜13:00 昼食
13:00〜13:30 鉱物鑑定のポイントの講義
13:30〜14:50 鉱石顕微鏡観察の続き
14:50〜15:00 休憩
15:00〜16:00 鉱物鑑定テスト
16:00〜16:30 鉱物鑑定テスト解説
16:30 修了式
1日目
<午前>
初級を修了した6名の受講者を迎え、講座が開かれました。最初に総合博物館の松枝講師より開講の挨拶がされ、資料やアンケートなどが配布されました。そして鳥本講師よりスケジュールと実習内容の説明がありました。その後基礎講義が始まり、鉱石についてと、それを観察するための顕微鏡の仕組みについて約100分の間、受講されました。
<午後>
午後は引き続き講義を受講されました。博物館が所蔵する多くの鉱石試料の中から、最も基礎的な9つの鉱物と、馴染みの深い4つの鉱物について、その各論を学びました。その後、鉱石用の偏光顕微鏡を用い、それぞれ受講者の合わせた設定を行った後、実際に基礎的な9つの鉱物が入っている鉱石を観察して終了しました。
2日目
<午前>
2日目は前日の顕微鏡観察の続きを行いました。前日の観察である程度顕微鏡の扱い方に慣れてきた受講者は、本格的に鉱物鑑定のための観察を2時間ほど行いました。午後近くになると顕微鏡を用いた鉱物鑑定にも慣れ始め、試料のラベルに書いてある情報を元に、初歩的な鉱物鑑定が出来るようになりました。
<午後>
午後は、顕微鏡下で鉱物を鑑定するポイントを改めて30分ほど受講した後、最後に行われる鉱物鑑定テストに向けて顕微鏡観察を行いました。また、昨日の講義で紹介された13の鉱物を含む鉱石のほか、博物館が所蔵する珍しい鉱物や貴重な鉱物の試料も同時に観察用に提供され、様々な種類の鉱物を観察することが出来ました。その後、1試料あたり5分、6試料で合計30分間の鉱物鑑定テストが行われ、2日の観察の成果を試しました。テストが行われた後、解答用紙を返却された受講者は、講師による解答と解説を聞き、答え合わせと確認を行いました。