Hypocacculus Bickhardt, 1916
アフリカから日本にかけて,5亜属114種が知られる:Toxometopon亜属(2種,南アフリカ),Colpellus亜属(6種,南西アフリカ,エジプト,中央アジア,インド),Hypocacculus亜属(14種,アフリカ,中央アジア) Nessus亜属(90種,アフリカ,マダガスカル,南ヨーロッパ,中央アジア,インド,日本),Nannolepidius亜属(1種,南アフリカ).国内にはNessus亜属1種が知られる.ハマベエンマムシ属に比べ小型で,前頭に「明瞭な横溝」ではなく,細かい皺を具えることで区別できる.しかし,これら2属はきわめて近縁なもので,統合も検討すべきであろう.
ヒメハマベエンマムシ (図7)
Hypocacculus (Nessus) asticus (Lewis, 1911)
Hypocaccus asticus: 図説N: 67; 図説H: 223. .......... Hypocacculus asticus: hara, 1994: 240.
体長 2.16-2.39, 幅 1.60-1.80.小型で,前頭に細かい皺をもつ(図7C).鞘翅の点刻はHypocaccus属の種に比べ疎で細かい.海浜植物の根際から採集される.分布:本州,四国,九州.韓国.
日本産エンマムシ上科概説/エンマムシ科/亜科までの検索/ドウガネエンマムシ亜科/
このホームページへの問い合わせは,大原昌宏まで(ohara@museum.hokudai.ac.jp)