湯浅万紀子教授が第5回大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞を受賞

湯浅万紀子教授が「博物館体験の長期記憶に関する一連の研究」において質の高い研究を推進し、日本のミュージアムマネージメント学の振興にとって資するところが極めて大きいとして、日本ミュージアム・マネージメント学会の第5回大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞を受賞しました。研究チームのBritish Columbia大学のDavid Anderson教授、神戸学院大学の清水寛之教授、愛知淑徳大学の藤田良治准教授とともに受賞しました。

受賞理由は次の通りです。
(1)来館者に限定せずに博物館活動の関与者を対象に、面接調査を通してその語り(ナラティブ)を質的に分析し、ライフストーリーの観点からも博物館体験の意義を探求した。
(2) 同時に、記憶のありようを明らかにするために記憶特性質問紙を用いた質問紙調査を通して量的な分析も行っている。
(3)日本ではこの観点からの体系的な調査研究としては初めてのチャレンジであること。また継続して研究主題を追究している。
(4)科研費の研究助成を、十年以上現在も、4期連続して受けている。
(5)樹村房より博物館情報学シリーズ『ミュージアム・コミュニケーションと教育活動』を発行している(湯浅万紀子 編著、David Anderson・平井康之・藤田 良治 著) 。
(6)国際的にも、論文を発表していて、国際的な発信力に貢献している。

https://www.jmma-net.org/katudou/gakkaisyou/