【報告:博物館土曜市民セミナー】 8月13日「世界の蝶の地理分布 -展示解説を主体に-」開催

タイトル:

【企画展示「LEPIDOPTERA 空を舞う昆虫たち チョウとガの世界」関連セミナー】

「世界の蝶の地理分布 -展示解説を主体に-」
講師:

青山 慎一

(日本鱗翅学会会員)
日時:

8月13日(土)13:30-15:00
場所:

北大総合博物館「知の交流」コーナー
概要:

現在、名前の付いているチョウの数はおよそ20,000種と言われています。

企画展示「LEPIDOPTERA(レピドプテラ) 空を舞う昆虫たち チョウとガの世界」の一階展示場には、

世界各地のチョウ約5,000種、13,000頭を分類段階の「科」で整理し、ウォーレスの提唱した

6つの動物地理分布区ごとに分けて展示してあります。

セミナーでは、展示されている標本を一緒に見ながら各分布区のチョウ相の特徴と他の分布区との

共通点や相違点に注目し、地球の陸地の形成過程との関わり等について、個性的な種に関するエピ

ソードを交えながら平易に解説します。

企画展示関連セミナー全4回のうち、今回が3回目のセミナーとなります。

今回のセミナーは「展示解説主体」という事で普段の形式とは異なり、一階展示場を青山先生の

解説を聞きながら歩いて回り世界の蝶を学ぶという洒落たツアーでした。

展示解説は全2回実施し、各30名超の方々が青山先生の解説を熱心に聞き入れておりました。

青山先生から時折ユーモアが飛び出す度に会場が笑いに包まれ、常に和んだ雰囲気となりました。