【6月7日 開催】 「バイオミメティクス市民セミナー (第30回) − “数学とバイオミメティクス”」

バイオミメティクス市民セミナー(第30回)

「数学とバイオミメティクス」

が開催されます。

バイオミメティクスは生物学者と工学者が協働することにより次世代型のモノづくりを可能とする最先端の学問分野であり、何故そこに数学が関係してくるのか疑問に思われるかもしれません。

確かに、数学は長い歴史を持っており、既に完成された学問という印象があることは否めません。

しかしながら、数学 は現実社会の変革を後押ししたり、逆に誘導されながら発展してきた学問です。

例えば、無理数の発見がギリシャ人の世界観を覆し、量子力学の誕生は非可換代数の発展を促すなど、多くの実例があります。

であるならば、生物の技術体系の底流にも数学的構造が存在する可能性があり、それを解明することによって工学的な材料設計におけるより良い指針が得られるものと考えます。

本講座ではそうした可能性について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

ポスター(PDF)

日時

2014年 6月 7日(土) 13:30 〜

講師

久保 英夫

(北海道大学 大学院理学研究院 数学部門 教授)

会場

北海道大学 総合博物館 知の交流コーナー