【3月20日開催】 「バイオミメティクス市民セミナー (第51回) −「昆虫は体長より長いペニスをどう動かすのか?」

バイオミメティクス市民セミナー(第51回)

「昆虫は体長より長いペニスをどう動かすのか?」

が開催されます。 

体長を超えるほど細長いペニスを持つ昆虫がこの世には数多く存在する。

この奇抜さとは裏腹に、彼らがそれをどのように動かしているのかと言った素朴な疑問すら解かれていなかった。

私たちはこの疑問に答えるべく、

“どうやって長いペニスをメスに挿入するのか? 種間にみられる形の違いが挿入の動きにどう影響するのか? ペニスの形以外の性質(例えば硬さ)はどうなっているのか、そしてそれが動きにどのような影響をもたらすのか?”

といった課題に取り組んでいる。

私たちの研究は単にペニス研究の枠を超え、例えば負担の少ないカテーテルの開発などに役立てることができるかもしれない。

本講演では、昆虫のペニス研究の面白さをお伝えすると共に、皆さんと一緒に基礎研究の応用への可能性を考えたい。


ポスター(PDF

日時

2016年3月20日(日) 13:30 〜 15:30

講師

松村 洋子(キール大学・慶応大学 学振特別研究員)

会場

北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟/W102(札幌市北区北9条西7丁目)