【6月9日 開催】 『都ぞ弥生』 百年記念展 関連セミナー/北大総合博物館 土曜市民セミナー「『都ぞ弥生』 これまでの百年 これからの百年」 が開催されます

『都ぞ弥生』 百年記念展 関連セミナー/北大総合博物館 土曜市民セミナー

 「『都ぞ弥生』 これまでの百年 これからの百年

が開催されます。

 

  【日時】  : 6月9日()  14:30〜

 

  【場所】  : 北海道大学 クラーク会館 大講堂 (北8条西7丁目)


  【講演者】 : 佐川 光晴 (小説家・北海道大学 法学部 卒)

            ※:セミナー当日、会場にて集英社主催のサイン本販売を行う予定です!

  【講演概要】 :

明治45年に恵迪寮寮歌「都ぞ弥生」が誕生して今年で百年になる。しかし、「都ぞ弥生」は一日にして成ったのではない。明治5年に札幌農学校の前身「開拓使仮学校」が芝増上寺内に設置されて以来40年にわたる若者たちの苦闘と希望が、作歌の横山芳介と作曲の赤木顕次によって結晶されたものである。恵迪寮の名は「都ぞ弥生」のメロディーにのって満天下に広まり、多くの青年たちを北の大地に招いてきた。そして、今もなお、かつて寮生だった者たちの胸に万感を呼び起こす。 戦中・戦後の激動する時代においても、高度経済成長を経てバブル経済へと至る飽食の時代にあっても、恵迪寮生たちは「都ぞ弥生」を歌い続けてきた。「都ぞ弥生」は、厳しい北の自然の中で、自らを高め、自らを律し、自らを成長させようと願う若者たちの歌であった。札幌農学校の寄宿舎として開舎され、明治39年に命名された恵迪寮の歴史をたどりながら、あらためて「都ぞ弥生」これまでの百年とこれからの百年に思いをはせる。 【佐川光晴(S58年入寮)】

 

 チラシ (PDF形式)

 

  【講演者のプロフィール】 :

1965年、東京生まれ。茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。在学中は恵迪寮で暮らす。埼玉県志木市在住。1990年大宮食肉荷受株式会社に入社。主に牛の屠畜に従事しながら、2001年まで勤務。2000年屠場での日々をつづった自伝的小説「生活の設計」で新潮新人賞。02年『縮んだ愛』で野間文芸新人賞。11年『おれのおばさん』で坪田譲治文学賞。『ジャムの空壜』『家族芝居』『銀色の翼』『ぼくたちは大人になる』、ノンフィクションに『牛を屠る』等著書多数。