【12月14日 開催】 北大総合博物館 土曜市民セミナー 「食快感の解剖学 : どのようにして食べ物を認識しているのか」

土曜市民セミナー

 「食快感の解剖学 : どのようにして食べ物を認識しているのか」

   が開催されます。


  

 【日 時】  : 12月14日() 13:30〜

 【場 所】  : 北海道大学 総合博物館 1階 「知の交流」コーナー

 【講演者】  : 岩永 敏彦 / いわなが としひこ
           (北海道大学 大学院医学研究科 教授

 

 【講演概要】 : 味を感じるために、われわれは舌の表面に味蕾(みらい)をもっている。この構造物は5種類の味、すなわち甘味、塩味、酸味、苦味、うまみを識別できる。しかし、これだけでは複雑な味覚の説明はつかない。辛み、のどごし、温度感覚なども重要な要素であり、これらは口や喉の神経が直接感じているようだ。ビールは喉で味わっているというし、麺食では喉を通過するときの快感が重要である。飲み込んだ後は胃や腸に存在するセンサー細胞がそれらを認識して、効率のよい消化吸収を導く。このセンサー細胞は神経との連絡がないため、興奮しても意識にはのぼらない。われわれは、飲みこんだ後のことまで感知しなくてもよいわけである。

 

   

 

 【講演者の推薦書籍】 : 

   ・「腸は考える」 − (岩波新書)

   

   <↑ ミュージアムショップにて好評発売中!>