【活動報告】2012年10月21日(日)鉱物パラタクソノミスト養成講座(初級)

鉱物パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2012年10月21日(日) 10:00〜16:00

場 所:北大総合博物館・共同研究室

講 師:三浦裕行(北大大学院理学研究院 准教授)

参加人数:10名(+付添の保護者2名)

スケジュール

10:00〜11:00 講義

11:00〜11:10 休憩

11:10〜12:00 講義

12:00〜13:00 昼食・休憩

13:00〜15:30 鉱物鑑定

15:30〜16:00 写真撮影、修了証授与


講義内容

<午前>

   今回は中学生1名を含む12名の受講生を迎え開講されました。

   まず、本講座の目的である鉱物鑑定に向けて、鉱物の定義、鉱物の分類、肉眼鑑定に用いる各種器具の使い方などについて、講義形式での説明がありました。

   講義では、鉱物の定義が、天然に産出すること、無機物であること、固体(結晶質)であることなどを学びました。また、鉱物が、元素鉱物、硫化鉱物、酸化鉱物、珪酸塩鉱物等に分類されることなどを学びました。また、実際に鉱物標本を用いながら、鉱物鑑定の手がかりである、色、光沢、硬度(硬さ)、比重等の判別方法、測定方法などについても説明を受けました。

<午後>

   午後からは、午前の講義で説明を受けたノウハウをもとに、2つのグループに分かれて、用意された鉱物の鑑定にそれぞれ取り組みました。モース硬度計を用いて硬度を測定したり、磁石を用いて磁性があるかどうかを確認したりしました。過酸化水素水や希塩酸溶液を用いて酸化マンガン鉱物や炭酸塩鉱物であることを確認しました。色や形が全く異なった標本が同じ鉱物であったりして、とまどう場面もありましたが、2時間半の実習で20種類の標本が何という鉱物なのか鑑定することができました。