【活動報告】2013年7月7日(日)昆虫パラタクソノミスト養成講座(初級)

昆虫パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2013年7月7日(日) 9:00〜16:00

場 所:北大総合博物館・共同研究室

講 師:大原 昌宏(北大総合博物館 教授)

           稲荷 尚記(北大総合博物館 資料部研究員)

           神戸 崇 (北大大学院農学研究院 学術研究員)

参加人数:9名

スケジュール

 9 :00〜  9:30 イントロダクションと自己紹介

 9 :30〜12:00 野外採集

12:00〜13:00 昼食

13:00〜15:40 標本作製

15:40〜15:50 修了証の授与

15:50〜16:00 展示室での集合写真撮影およびトラップ採集の説明

講義内容

<午前>

    本講座は9名の受講生を迎え開講されました。最初に本講座の目的やタイムスケジュールの説明がされ、講師と参加者双方が自己紹介をしました。

    講師が採集場所や諸注意について簡単に説明した後、採集道具を受講者に渡し、出発しました。まず中央食堂西側の樹木で大原講師から植物上の昆虫を採集するためのビーティングなどの採集法を実演しました。それから北方面に向かい、大野池周辺でトンポ類、工学部西側の草むらや薮の周辺で甲虫類など、恵迪の森でオオハナウドの花など植物上に集まる小昆虫類を採集しました。その後現地で一旦解散し、昼休みとしました。

<午後>

    まず大原講師から大型昆虫の展足と台紙貼り標本、また微小昆虫類を保存するためのダブルピン方式と言う標本作成方法について、次に神戸講師からチョウ類とトンボ類の展翅が実演されました。その後講師の指導を受けながら、各受講者が午前中に採集した昆虫の標本を作製しました。

   15時40分ころに修了証が授与され、その後一階展示室「循環から見る自然と人」のコーナーに移動し、集合写真を撮影しました。その後稲荷講師から、北大苫小牧研究林で行われた昆虫関連研究について説明がされ、講座の全日程は終了しました。