【活動報告】2013年6月29日(土)昆虫パラタクソノミスト養成講座(初級)

昆虫パラタクソノミスト養成講座(初級)

日 時:2013年6月29日(土) 9:00〜16:00

場 所:北大総合博物館・共同研究室

講 師:大原 昌宏(北大総合博物館 教授)

           稲荷 尚記(北大総合博物館 資料部研究員)

           神戸 崇 (北大大学院農学研究院 学術研究員)

参加人数:13名(+付き添い4名)

スケジュール

 9 :00〜  9:30 イントロダクションと自己紹介

 9 :30〜12:00 野外採集

12:00〜13:00 昼食

13:00〜15:40 標本作製

15:40〜15:50 展示室での集合写真撮影およびトラップ採集の説明

15:50〜16:00 修了証の授与

講義内容

<午前>

   本講座は13名の受講生を迎え開講されました。最初に講師3名の紹介がされ、イントロダクションとして本講座の目的やタイムスケジュールが説明されたあと、講師と参加者双方が自己紹介をしました。

   講師が採集場所や諸注意が簡単について説明した後、採集道具を受講者に渡し、出発しました。まず博物館周辺で大原、神戸講師から植物上の昆虫を採集するためのビーティングとスウィーピングという採集法を実演しました。それから北方面に向かい、大野池周辺でトンボなど、工学部西側のアカツメクサ群落でハナバチ類やチョウ類、遺跡庭園の草原で小昆虫類を採集した後一旦解散し、昼休みとしました。

<午後>

   まず稲荷講師から大型昆虫の展足と台紙貼り標本の作成について、また神戸講師からチョウ類とトンボ類の展翅、そして大原講師から微小なハチ・ハエ類についてのダブルピン方式と言う標本作成方法について説明されました。その後講師の指導を受けながら、各受講者が午前中に採集した昆虫の標本を作製しました。

   15時40分ころに一階展示室「循環から見る自然と人」のコーナーにて集合写真を撮影した後、展示されたトラップ類の説明がされました。その後共同研究室に戻って修了証が授与され、講座は終了しました。