【活動報告】2013年12月7日(土)〜8日(日)鉱床パラタクソノミスト養成講座(上級)
鉱床パラタクソノミスト養成講座(上級)
日 時:2013年12月7日(土)〜8日(日) 10:00〜17:00
場 所:北大総合博物館 実習室、研磨室
講 師:松枝 大治(北大総合博物館 資料部研究員)
鳥本 淳司(北大総合博物館 研究生)
参加人数:3名
スケジュール
7日(土)
10:00〜10:10 開校式・自己紹介
10:10〜12:00 基礎講義
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:50 鉱石の切断および研磨
16:50〜17:00 明日のスケジュール確認
8日(日)
10:00〜12:00 試料の観察
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:50 試料の測定およびデータ考察
16:50〜17:00 閉講式
講義内容
1日目
<午前>
中級を修了した3名の受講者を迎え、講座が開かれました。午前中は、午後から始まる実習のための注意事項と翌日に行う実験の基礎講義を受け、岩石の研磨片を作成する手順や、鉱物の反射率と硬度に関する知識、鉱物中に含まれる流体包有物についての基本的な知識を学びました。
<午後>
午後はそれぞれ鉱石を選んでもらい、ダイアモンドカッターで整形後、回転盤を用いて粗研磨を行いました。粗研磨ののち、より粒度の小さい研磨剤で中止上げ、最後にダイアモンド塗布の回転盤で仕上げを行いました。この作業で反射顕微鏡用の鉱石試料が完成しました。
2日目
<午前>
午前は、前日に作った鉱石試料と、予め用意されている流体包有物観察用の石英の試料を顕微鏡で観察し、自らの研磨が完璧かの確認とともに、午後に測定を行う場所の選定・スケッチをしました。
<午後>
午前に選定した場所の測定を行いました。測定は、
鉱石試料:ヴィッカース硬度測定、反射率測定(硬度―反射率測定用顕微鏡)
流体包有物:塩分測定、均質化温度測定(過熱―冷却顕微鏡)
を交代で行いました。
測定が終わり次第、測定データの整理・考察を行い、最後に閉講式を行って全講座を終了としました。